鳥たちの都市生活
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- Dec 19, 2025
- 3 min read
12月16日、専門学校の講義と試験監督で都内へ出張した帰りに、街なかの某公園に立ち寄り、食事を取りました。
ベンチに座って塩むすびを頬張っていると、池を泳いでいた2羽のオオバンが地上に上がってきて採餌を始めました。
オオバンは水草や魚、貝や甲殻類など、色々なものを食べる雑食性。水中でも陸上でも、美味しそうなものを探して
どんどん口に入れているように見えます。そんな様子を見ていたら、パクッとイチョウの葉っぱを咥え上げました。
何でも食べるとはいえ、落ち葉を食べるのは見たことがありません。イチョウの葉は確か抗酸化作用があるとかで、
健康のために食べたりお茶にしたりすることがあるそうですが、生きものでは鹿が食べているのを映像で見たのと、
蛾の一部が食べるという話を聞いたことがあるくらいです。さあ、どうする?・・と期待半分に様子を見守ります。
残念!わりとすぐにポイッと捨ててしまいました。葉っぱをどかそうとして咥えた状態で移動しただけのようです。
それにしても、街なかのオオバンは本当によく人慣れしています。30年くらい前までは、今ほど数も多くなかったと
記憶しています。当時は手賀沼などが観察適地として有名でした。それが今ではどこへ行っても見かける存在に・・
弁足と呼ばれる風変りな水かきを持ち、水陸どちらにも対応していること、雑食性で何でも食べられることなどが、
都市生活への適応や分布拡大を可能にしたのではないでしょうか。今後も増え続けるのか、動向に注目しましょう。
池の水面に張り出したエノキの枝先から、パチパチと音が聴こえてきました。イカル?・・と思って見上げてみると
ホンセイインコ(亜種ワカケホンセイインコ)が何羽もぶら下がって食事していました。この子も都内ではおなじみの
都市鳥の一つでしょう。国内にはもともとインコやオウムの仲間が生息していないので、誰が見ても飼い鳥が逃げて
野生化したことを想像できるほどの違和感があります。しかし歴史は古く、1970年代には定着していたようです。
コジュケイやシラコバトのように、市民権を得る日も近い?・・ところで、この子たちは直接頭かきなんですね笑。
どこからか、オナガの群れも現れました。シュロの幹に次から次へと飛来しては何かを物色しています。お目当ては
巣材の繊維でも果実でもなく、どうやら他にあるようです。結局“小さな何か”の正体ははっきりしませんでしたが
昆虫などの小動物か、樹液ではないかと思われます。なぜだか、シュロの木にはオナガがよく集まっていますよね。
短い時間でしたが、都市に棲む鳥たちの暮らしを垣間見ることができて、充実した癒しのひとときを過ごしました。















































