青梅雨のスズサイコ
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7月2日、荒天で延期になっていた講座の仕事で、多摩川河川敷の生態系保持区間を歩いてきました。結局、この日も
朝から雨模様でしたが、「雨奇晴好」、つまり、“晴れるもよし、雨もまたよし”ということで、決行となりました。
草木の葉に付いた雨雫の観察にはじまり、青梅雨ならではの美しい情景を楽しみます。そして、雨降りや雨上がりの
タイミングでないと開花しない、スズサイコの花もバッチリ開いていてくれました。この花は主に夜間に咲くので、
日中の晴れた日は蕾がかたく閉じています。多くの花が、虫たちの訪花を諦め、萎れて花内部の大事な構造を雨から
守っているのに対し、このスズサイコの花は全く逆を行っています。その詳しい理由は定かではありませんが、蚊や
ガガンボ、夜蛾の仲間などが主に訪花し、送粉が行われているようです。しとしとと降り続いていた雨も、この花を
観察し始めるとおさまり、まさに絶好のタイミングに居合わせることができました。まさに“雨もまたよし”です!
数ヶ所にわたり全部で数十個体を確認しましたが、その多くが開花中で、ごく一部はすでに果実ができていました。
何回みても、この花からこの果実ができるということが信じられません。こちらもどうぞ→キョウチクトウ科の果実
多摩川と浅川の交わるこの付近の堤防草地は、減少著しい草原性植物の宝庫になっています。草刈りの際にそれらが
ダメージを受けないよう、要所要所にロープで囲いを作ってあります。囲いの中は機械によって刈られることが無く
なる代わりに、外来雑草などがどんどん茂ってくるので、手作業での管理が必要になります。囲いの中で生き生きと
花や果実を付けている希少な草花たちの姿に、その陰にある様々な苦労が垣間見えました。道中で見た植物の一部を
写真でご紹介。カワラサイコ、ハタザオ、ヒメシオン、カワラナデシコ、レンリソウ、クララ、シベリアメドハギ、
ヒメヤブラン、コマツナギ、自然のお花畑、ニガカシュウ、コゴメバオトギリ、オオフタバムグラ、ヤブカンゾウ、
ムシトリナデシコです。オオフタバムグラをはじめ、侵略性の高い外来植物の勢いは、とどまることを知りません。
この天気なので、生きものとの出会いは多くありませんでしたが、そのぶん、草木と時間をかけて向き合えました。
昆虫ばかりに目移りしていた今日この頃。ちょっと虫目を休ませるのにはちょうど良い機会だったかもしれません。





























































