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落ち葉掃除の現場監督

12月5日、秋葉台公園のケヤキの広場で落ち葉清掃を実施しました。足もとは芝生ですが、

すでに頭上のケヤキが葉を落とし終えており、膨大な量の落ち葉が降り積もっていました。

ブロアーと熊手を使って、落ち葉の山をいくつも作っていきます。それらをシートで運んで

軽ダンプの荷台に積み込む、その繰り返しです。熊手で落ち葉を掻き集める際、ザッザッと

心地好い音がします。その音に聞き耳を立てながら、近くで待ち構えている子がいました。

見守り番長のジョウビタキ(雌)です。今シーズン、この公園内を縄張りにしている子です。

「はいその辺、もうちょっと葉っぱどかしてね、頼むよ~」という感じで、落ち葉の下から

這い出してくるミミズや小さな昆虫を狙って、じっとそばで待機しています。監督ですね!

作業する私たちを警戒する様子は全くありません。それどころか、カメラを向けてみると。

「ちょっとちょっと~、本当にやる気あるの?ちゃんと掃除してくれない?」とばかりに

首をかしげてこのポーズ。いやいや本当は、獲物に集中して凝視しているところでしょう。

可愛らしい現場監督がいてくれるおかげで、作業の疲れも吹き飛びます。やればやるだけ、

彼らも喜んでくれるので、モチベーションまで上げてくれます。いい仕事してくれますね。

「落ち葉を掻く」という行為は、周辺住宅地への飛散防止や春植物の発芽促進など、多くの

目的がありますが、捕食性の小鳥たちにとっては、まさに“ボーナスタイム”なのでした。

おまけはケヤキの樹皮めくり。ヤドリノミゾウムシとムーアシロホシテントウがいました!

 
 
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