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続・フクジュソウ

2月4日、今日は立春です。 日中の陽射しの暖かさは、春が着実に近付いていることを感じさせますね。 この陽射しをうまく利用している、自然館中庭のフクジュソウの様子をご紹介します。

前回このブログで取り上げた時よりも、だいぶ咲き進んでいますね。 あのヒマワリ(向日葵)と同じように、太陽の方向を向いてキラキラと輝いています。 花には、時折小さなアブなどが飛んできてしばらく滞在しています。 彼らの目的は主に2つ。花粉と花の温かさを求めて訪花しているのです。 フクジュソウの花には蜜がありません。

代わりに花がパラボラアンテナのように光を集めて、外気よりも10℃近くも温かく

なることで、花粉の運び手となる虫たちを招いているといいます。 花を鑑賞するなら気温の高い日がおすすめです。 光の有無ではなく温度の変化が開花のスイッチになっているからです。 傾熟性と呼ばれるこの習性も、虫たちの活動に合わせて獲得してきたに違いありません。

最後におまけ。フクジュソウのそばで見つけた“顔”たちです。 1枚目:チッ●とデール(タコノアシの果実) 2枚目:カッパ(ハチオウジアザミの種子とヒルムシロの浮葉) 3枚目:ジョウビタキ


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