水浴びするハクセキレイ
9月30日、台風対策として事前に栓を開けて水抜きを行っていた姿池ですが、長く降り続いた雨も落ち着いたので、
ようやく栓を閉めることができました。各段に設置された重たいマンホールを空けると水栓があり、そこから暗渠へ
排水を行って池の水量を調整することができます。これにより、築池から越流した水が下流のせせらぎ緑道の水路に
直接流れ込んで洪水が起こる事態を未然に防いでいるのです。栓を開けている間の姿池は水位が極端に下がるため、
まるで潮が引いた干潟のような環境になります。築池から流入した水生生物や小魚、あるいは、水たまりに産卵しに
飛来したトンボとそのヤゴなどが見つけやすくなるからなのか、一時的に、多くの水鳥たちが姿を見せてくれます。
カラカラに干上がった姿池で特に目に付く鳥はハクセキレイです。彼らは主に昆虫食なので、食事をするには格好の
環境ということなのでしょう。池の中央には排水しきらなかった水が少し残っており、そこで水浴びを始めました。
ハクセキレイの水浴びは気持ち良いほど豪快です。水面下に半身を沈めて全身を震わせるように水浴びを行います。
同じように飛翔能力の高いツバメやヒヨドリは飛びながら水浴びを行いますが、ハクセキレイは意外にも、ちゃんと
降り立ってからしっかりと水を浴びるタイプです。水しぶきがとても美しいので、しばらく見とれてしまいました。
基本的には単独行動といわれるハクセキレイですが、ここは人気があるので複数個体が一緒に過ごしています。顔の
周囲がやや黄色っぽく見える子(下段の2枚)は、今年生まれの若い個体と思われます。1羽ごとに、色や模様に違いが
見られるため、個体識別も難しくありません。皆さんもぜひ、じっくりと観察して顔なじみになってみて下さいね。
おまけ。この日は午後から市役所による監査がありました。その傍らで、一生懸命セミの抜け殻の同定と集計作業に
励んでくれていたのは別所中学校A組の職場体験生です。姿池の閉栓作業や哺乳類調査用のセンサーカメラ設置なども
公園スタッフと一緒に行いました。職場体験は1日のみですが、たくさんお話もしてくれました。お疲れさまでした!



