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子どもたちのふるさとづくり

5月25日、今日は子どもたちと一緒に長池公園の自然をたっぷり満喫。

午前中は別所小学校3年生のカイコとクワを題材にした野外授業、

午後は別所小学校おおぞら学級の定例プログラムで草花遊びを実施しました。


午前中の授業では、クワに関するクイズに挑戦してもらいながらヤマグワの木を観察。

最後はクワの木に集まる生き物を探しました。クワの実に擬態するハラグロオオテントウや

ロウを背負ったクワキジラミの幼虫、摩訶不思議なヒモワタカイガラムシなどがいました。

また、事前に確保しておいたクワコの幼虫も、実際に触って観察してもらいました。

これからお蚕さんを飼い始める予定の皆さんにとって、有意義な事前学習になったかな!?

午後の定例プログラムは、道ばたの雑草を使った草花遊びを盛りだくさん!

ヘビイチゴの苺繋ぎ、アカメガシワの色変化、カタバミのお金磨き、セージの動く雄しべ、

オオバコの草相撲とおじぎ、シロツメクサの花冠と四つ葉探し、草笛などなど・・

あっという間に草刈りされてしまう雑草たちですが、今日は彼らが主役です。

子どもたちも先生方も私たちも、思う存分、雑草との触れ合いを楽しみました。

1回1回は短い時間でも、何度も公園に通い、自然の中で仲間と過ごすこと。

こうした体験の積み重ねこそが、子どもたちの“ふるさとづくり”なのだと思っています。

最後に、今日のスキマ時間に出会った動植物をご紹介します。

自然館中庭を飛び回るコオニヤンマ、そっと手を近付けて指で捕まえることができました。

ゼンマイの葉上にはクビアカトラカミキリの姿。特別保全ゾーン内の長池浅場湿地では、

今年も希少種ホシナシゴウソが複数株、発生していました。季節はどんどん先へ進みます。

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