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冬の過ごし方

1月19日、南エントランスゾーンのさくらトイレ向かい、桜並木の周りで冬越しするフデリンドウを観察しました。

落ち葉を掻き分けると、ちゃんとフデリンドウらしい形で生えているのが次々に見つかりました。何だか今にも花が

咲きそうな気がしてしまいますが、開花は春。この状態のままあと3ヶ月くらい過ごします。もともと植物体が小さい

ので、ロゼット状になる必要はないのかもしれません。秋に芽生えて冬を乗り越え、春に開花する、そうした生態を

持つ植物を越年草といいます。自ら苦難に飛び込んでいくようで変わっているなぁ・・でもよく考えたら、そこいら

じゅうに生えているハルジオンやオオイヌノフグリ、ハハコグサなども同様の生活史であることに気が付きました。

外来雑草や史前帰化植物は、原産国の気候に合わせた生活史を備えているはずなので、母国では冬も雨が多いなど、

越冬に適した条件だったのかもしれません。“日本の冬は寒いし乾燥するし大変だなぁ”と愚痴が聴こえてきそう。

園内を歩いていると、目の前にウグイスが現れました。“チャッチャッ”という地鳴きはよく聴きますが、その姿を

捉えるのはなかなか難しい小鳥の一つです。写真でもわかるように、前傾姿勢で右を向いたり左を向いたり、何だか

忙しそうに動くのが特徴でしょうか。園路沿いのササを刈り残して笹垣にしてあることで、小鳥の動線が確保されて

いるようです。もし近くで彼らの地鳴きが聴こえてきたら、声のする茂みを透かすようにして、探してみましょう。

ところでこの日はみどりのカーテンコンテストで「特別賞」を受賞した里山サポーターのお二方へ、表彰状と副賞が

授与されました。都合により表彰式には出席できなかったため、自然館でこじんまりとセレモニーを開催しました。

来年度も、在来植物によるみどりのカーテンをさらにグレードアップさせるべく頑張っていただきたいと思います!

午後は、今年最初の里山保全隊活動も行われました。作業メニューは、長池近くのリンドウ保護エリアの整備です。

年始早々、皆さんの笑顔とパワフルな姿を拝むことができました。寒い冬、私たちはじっとしているよりも汗を流す

ほうが向いているかもしれません。じっと耐えたり活動したり、冬の過ごし方も色々だなぁ・・と思ったのでした。

おまけ。雑木林トレイルで出会ったものたち。オオミノガの蓑虫と、ヤブタバコの枯れ跡。あれ?シャワーヘッド?


 
 
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