今年もカヤコオロギ
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8月20日、自然館の中庭テラスではタヌキマメが次々と開花し、ハチオウジアザミの蕾も徐々に目立ってきました。
ところで先日、別所地区の一角にある、小さなチガヤの草地に立ち寄ってみました。お目当てはカヤコオロギです。
東京都でも減少傾向が著しい草原性の鳴く虫(※実際は鳴かないそう)で、観察できる場所は非常に限られています。
昨年のこの時期に、ブログでも取り上げていますので詳しくはこちらをご参照下さい。カヤコオロギとテングスケバ
1年前と同じ場所ではほとんど食痕が見当たらず、今シーズンはだめかも・・と諦めかけていると、少し離れた場所で
食痕とともに、写真の雌個体が見つかりました。長い触角に側面の白いライン、じつに魅力的なビジュアルですね!
カヤコオロギが生息している場所では、写真のようなユニークな食痕が見つかります。ただでさえ細いススキの葉を
器用に食べ進んで細長い筋が残るのです。もしも皆さんのご近所に、ススキがまばらに生えるようなチガヤの草地が
あれば、食痕が残されていないかどうか気にしてみて下さいね。知られざる新産地の発見に繋がるかもしれません。
カヤコオロギを探している途中、アオバハゴロモに似て、美しい水玉模様の入ったハゴロモの仲間を見つけました。
2015年に国内で初めて確認されたキベリハゴロモ(ヘリチャハゴロモ)です。以前、ハゴロモの成虫について記事に
まとめた際にはヘリチャハゴロモという名称を使いましたが、だいぶ昔に、すでに別の和名が付けられていたことが
判明したため、より先に提唱されたキベリハゴロモの名称を用いるのが適切といえるようです。ハゴロモの成虫探し
一世を風靡したチュウゴクアミガサハゴロモとは対照的に、この辺りでは、見かける機会はあまり多くありません。
人知れず姿を消しつつある虫もいれば、知らぬ間に住民権を得た虫もいる。身近な自然は常に変化し続けています。



