top of page

テングスケバとツマグロスケバ

  • 2 hours ago
  • 2 min read

8月17日、長池公園西バス停近くの林縁では、自生する草原性の草花を刈り残して保護しています。オトギリソウや

クララ、コマツナギなどが咲き移ろい、人々の目を癒してくれるだけでなく、生きものの拠り所にもなっています。

この日、草むらで久しぶりに見つけたのはテングスケバという昆虫です。ヨコバイやウンカ、もっとメジャーな虫で

いうとセミなどに近い仲間で、イネ科植物の汁を吸って暮らしています。名前通り、天狗の鼻のようなとんがり頭と

向こう側が透けて見えるレースのような翅が特徴です。さらによく見れば、謎のストライプ柄まで入っていますね。

小さくて目立たないのに、見れば見るほど魅力に溢れた不思議な昆虫だと思います。これからが発生シーズンです。

一匹見つかると、その付近で次々に別個体が見つかります。レースのドレスをまだお召しでないこの子は幼虫です。

子どものテングスケバもまた魅力的で、カメレオンのような姿をしています。自然草地のマスコット的な存在かも?

同じ場所にはテングスケバよりもわずかに大きい1.5cmほどの“スケバ”がいました。思わず「見たかった虫!」と

声を上げたこちらは、ツマグロスケバという昆虫。同じテングスケバ科だけれども、とんがり頭ではない種類です。

アカメガシワの汁を好むことが知られており、そのうち見られるだろうと思っていてなかなか出会う機会の無かった

お相手でした。確かに外周緑地にはアカメガシワが多く発生していますが、まさか草むらで目が合うとは驚きです。

外周草地の常連さんたちも載せておきます。木目調の色彩が魅力のエビイロカメムシ、じつは日本固有種のマドガ、

極小テントウムシの一種、ヒメアカホシテントウ、そしてススキ草地の代表選手、ショウリョウバッタモドキです。

適度に在来の草花や茂みを残しつつ選択的に草刈りを行うことで、生物多様性保全にも大きな効果をもたらします。

最後にご紹介するのは、珍しいシロバナコマツナギ(コマツナギの白花品)の花に、話題のムシャクロツバメシジミが

吸蜜にやってきた一コマです。この組み合わせが見られるのは、ひょっとしたら長池公園だけではないでしょうか?


 
 
bottom of page