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レッドロビンのルリカミキリ

6月27日、朝から梶川緑地の大イチョウ周辺の草刈りを行いました。その後、自然館に戻り

東京造形大学からのヒアリング対応、昼からは宮上中学校へ出張して地域調査の授業対応、

自然館で別所中学校職場体験の事前訪問と、行ったり来たりの慌ただしい一日でした。

スケジュールだけを見ると忙しいように見えますが、移動時間にちゃっかり自然観察です。

宮上中学校での授業を終えた帰り道、校内にレッドロビン(セイヨウベニカナメ)が並んで

植えられているのが目に入りました。葉を見ると、すぐに特徴的な食痕が見つかりました。

食痕があるなら・・と辺りをキョロキョロしてみたら、あっさり、ルリカミキリを発見!

先日、自然館前のナシの木にやってきたルリカミキリをご紹介しましたが、ルリカミキリと

いえばレッドロビンといわれるほど、こちらのほうが食草としては一般的かもしれません。

枝先の葉っぱの裏、主脈に沿ってかじられたような跡があるのがわかりますでしょうか?

成虫が葉脈を後食した痕跡です。これがルリカミキリを探す重要な手がかりになります。

一方、幹の根元のほうには幼虫が木の内部を食い荒らした痕跡も見つかりました。可愛くて

魅力的なカミキリムシですが、やはりこの幼虫の食痕を見ると立派な害虫といえそうです。

季節の注目ポイントを知っていると、スキマ時間でも、楽しく有意義な観察ができますね!

おまけ。夜はこちらの公開座談会に登壇してきました。皆さんのお話、興味深かったです。

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