ヤマハッカ花盛り
10月5日、ながいけの道の谷側斜面は、低木類を間引き、選択的な草刈りを行うことで自然草地を維持しています。
秋は園路に沿って様々な野花が姿を見せてくれるので散策にお勧めのコースです。旬の花をいくつかご紹介します。
目の覚めるような爽やかな群青色の花が咲いています。シソ科のヤマハッカです。アキノタムラソウというよく似た
種類があり、こちらも園内に自生しています。ヤマハッカは単葉、アキノタムラソウは複葉という違いがあります。
ヤマハッカの花をよく見ると、普通の花とは上下が反転していることに気が付きます。シソ科の花は上下がはっきり
する唇形花と呼ばれるタイプなのですが、通常とは天地が逆転して咲いているのです。身近なシソ科の植物でいうと
例えば、キランソウの花は下側の花冠が裂けているのに対して、ヤマハッカでは上側の花冠が4つに裂けていますね。
花にはさらに濃い紫色の斑点模様があり、おそらくこの模様が蜜の在り処を虫たちに教えているに違いありません。
少し湿ったところには、タデの仲間が群生しています。写真は王道のハナタデとミゾソバです。3枚目は、かろうじて
刈り残されていたイガホオズキ。第二デッキへ降りる階段の片隅で実をぶら下げていました。4枚目の毛むくじゃらは
メナモミ、5枚目はキツリフネです。メナモミはひっつき虫による付着散布で、キツリフネは自力で種子を弾き飛ばす
自力散布ですが、どちらも園内ではかなりの勢いで勢力を拡大しており、他の植物の生育を妨げてしまうほどです。
“キツリフネのタネ飛ばし”が楽しくて、うっかり種子散布に貢献してしまいがち。広げないように気を付けねば!
おまけ。里山サポーターのWさん、里山保全隊の皆さんと一緒に丸太階段の新設作業に取り組みました。大きな岩を
運びだしたり、重たい砂を撒いたりと、結構な重労働・・その結果、とても歩きやすい階段に生まれ変わりました。



