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ミツバウツギのポートレート

1月23日、八王子市斜面緑地保全委員会に出席しました。私は最大任期の8年を迎えるため、最後の委員会でした。

この8年間、委員としての務めを少しは果たせたのではないかと思っています。色々と意見をさせていただきながら、

評価基準の見直しや新しい制度の立ち上げ、ボランティア体制の構築、現地調査の実施など様々な発展的展開へと、

繋げることができました。また、私自身もそれまでは市内のみどりに関しては、公有地(公園緑地や保全緑地)のこと

しか認識がなかったのですが、民有地(斜面緑地)の有する自然的価値を実感し、その保全というところにまで自らの

視野を広げることができました。委員ではなくなりますが、市内に40ヶ所以上も指定されている全ての斜面緑地を、

3年かけてこの足で実際に歩き、調べ上げた身として、今後も関わり続けて責務を果たしていきたいと考えています。

真面目な話はこれくらいにして、長池公園の水辺や雑木林で数多く見られるミツバウツギの冬の姿をご紹介します。

葉痕が可愛い子どもの顔に見えて、ついクスッと笑ってしまうのは私だけでしょうか。落葉後の冬姿がよく似ている

ゴンズイは維管束痕の数がもっと多いので、葉痕がはっきりと顔に見えたらミツバウツギの可能性が高いでしょう。

枝先にも背中合わせで2つの葉痕が付きますが、90度向きを変えてみると、2つの仮頂芽がまるで猫耳のようです。

ミツバウツギは主に低山地の沢沿いなどに多い木なので、丘陵地でこれだけまとまった数が生える場所は貴重です。

過密になりすぎて湿地への日照に影響が出てきているところでは、ヒメコウゾとともに間引きの対象となりますが、

長池公園の植生を特徴付ける樹種の一つとして、全体のバランスを考慮しながら見守っていきたいと考えています。

なお、ミツバウツギは特定の昆虫にとっても重要な存在になっています。枯木はコボトケヒゲナガコバネカミキリ、

生木はイシハラカメムシなどがホストとして利用しており、長池公園の生物多様性にも大きく寄与しているのです。

おまけ。自然館中庭では、フクジュソウの花が今にも・・鉢植えのイヌノフグリは毎日のように新しい花が・・春!


 
 
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