ハチモドキハナアブ
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7月29日、2024年のことですが、長池公園の桑の木に突如として現れたヒサマツハチモドキハナアブという昆虫が
います。ドロバチの仲間にそっくりなアブで、その不思議な容姿にすっかり魅了されたのでした。そのときに、この
仲間は国内では3種類が知られており、それぞれ見られる季節や生態が異なることを知り、それならば、ぜひとも他の
ハチモドキハナアブも見てみたいと思っていました。ヒサマツハチモドキハナアブ この日、町田市内にある小さな
緑地を歩いていたときのこと。思いがけず、ハチモドキハナアブ(※頭に何も付かない)との出会いを果たしました。
萌芽更新後に成長したと思われる、根元から二又に分かれたクヌギの足もと、樹液の染み出している樹皮を動き回る
こちらの昆虫がハチモドキハナアブです。まず目を奪われたのが青色に輝いている翅です。ハチではなくアブなので
翅は2枚の前翅しかありません。その2枚がとにかく美しいのです。そして、後翅が無い代わりに、平均棍と呼ばれる
小さな黄色い痕跡器官がピロピロと揺れていました。さらに、ヒサマツハチモドキハナアブとの相違点である腹部の
くびれもキュッと引き締まっているのが確認できました。複眼どうしが離れていることから、どうやらこの子は雌で
産卵行動を繰り返していたようです。一昨年、ヒサマツハチモドキハナアブに出会っていなかったら、私もきっと、
アブだとは気付くことなく「樹液にハチが来てるな~」と思うだけで、素通りしてしまっていたに違いありません。
初夏のクワやケヤキに来るヒサマツハチモドキハナアブ、真夏のクヌギに来るハチモドキハナアブを観察できたわけ
ですが、残る1種は、春のケヤキに来るというケブカハチモドキハナアブです。来春、頑張って探してみようかな?
ハチモドキハナアブとの遭遇によって、直後にヒラヒラと飛んできたジャコウアゲハも本来はメインキャスト扱いの
はずが、今回は主役の座を奪われてしまいました。おそらく、近くに食草のウマノスズクサがあったのでしょうね。
緑地を訪れた主目的は、秋に予定している講座に向けて植生状況を把握することでした。撮影した植物などを一部、
載せておきます。ミズタマソウ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、ハエドクソウ、ヒヨドリジョウゴ、イヌアワ、
ムラサキシラホシカメムシです。街なかの小さな雑木林も捨てたもんじゃないな、と身をもって実感したのでした。




































