top of page

コアカザトウムシ

12月15日、午前中は下柚木小学校で学校林を活用した秘密基地作りのための授業支援を行いました。学校林のある

小学校は市内でも数えるほどしか無いと思います。校庭だけでは決して味わえない本物の自然、地域に培われてきた

貴重な里山文化の歴史がそこには在ります。そして、下柚木小学校の学校林にはニホンアナグマの巣穴があちこちに

あったり、希少なリンドウやウメガサソウなども自生していたりと、生物多様性の観点でも大きな価値があります。

今後も、子どもたちにはもっともっと学校林に入って、この環境でしか体験できない時間を過ごしてほしいですね!

所変わって、こちらは長池公園の雑木林トレイルの一コマです。初冬の雑木林内はとても静かでモノトーンの世界が

広がっています。そんな中、色付いたサルトリイバラやメギ、そしてオオモミジの葉がひときわ目立っていました。

葉を落としたナルコユリは、整列した果実がまだ仲良く残っています。(採取した株を自然館受付の花瓶に展示中!)

雑木林トレイルを歩いたのには目的がありました。昆虫写真家の法師人響さんが講師を務める昆虫観察会イベントの

下準備です。林床の少し湿った場所で土壌サンプルをふるいにかけ、そこに潜んでいる微細な生きものを調べます。

どの生きものもとても小さいので、パッと見ただけでは何もいないように見えてしまいますが、目が慣れてくると、

驚くほど多様な生きものたちが隠れていることがわかりました。それら一つ一つの分類群をすぐさま見分けて丁寧に

教えてくれる法師人さん、専門は昆虫とはいえ、やっぱりさすがは自然観察の達人です。私も一つだけ覚えました。

それがこちらです。クモ?ダニ?・・というビジュアルですが、なんとザトウムシの仲間のコアカザトウムシです。

こんなに脚が短いザトウムシがいるなんて、知りませんでした。下に敷いた新聞紙の文字と比べてもわかるとおり、

物凄く小さいです。体長はだいたい1mmくらい。こんなミニチュアサイズの生きものたちが落ち葉の下の土の隙間に

無数に暮らしていることを思うと、宝探しのようでワクワクします。観察会でも盛り上がること間違いなしですね!

そうそう、タイトルをコアカザトウムシにしたのは、せっかく覚えたこの子の名前を忘れないようにするためです。


 
 
bottom of page