オナガの尾はどっち?
10月12日、大塚西公園の池清掃を実施しました。パークキッズレンジャーにくわえ、現地のチラシを見てお集まり
下さった近所の親子連れや、松が谷連絡協議会の面々も参戦して下さり、総勢40人ほどで賑やかに開催されました。
近くのコインパーキングから現地まで歩いて向かう途中の遊歩道で、爽やかなブルーが美しい2枚の羽を拾いました。
どちらもオナガの落とし物です。片方が風切羽(翼の羽)で、もう片方が尾羽なのですが、どっちがどっちでしょう?
・・正解は右側の1枚が尾羽です。羽を拾った時にはまずそれが何という鳥の羽なのかを推理する前に、どこの部位の
羽なのかを判別するのが基本です。比較的大きなサイズの風切羽と尾羽は慣れれば簡単に判別することができます。
風切羽は、羽軸が弓なりのカーブを描き、どちらか片側が極端に狭くなります。また、先端は尖る傾向があります。
羽を置いたときに立体感があるのも風切羽ならではの特徴です。対して、尾羽の羽軸は真っすぐか緩やかにS字を描き
直線的な形のことが多く、中央に近付くに従って羽軸の左右が対称に近付きます。羽を置いたときも浮き上がらずに
平面的です。拾った羽が風切羽なのか尾羽なのかが見極められれば、落とし主の特定にぐっと近づくことでしょう。
なお、鳥の羽は互いに重なり合った状態になっているので、普段、色や模様が見えているのは一部分にすぎません。
池清掃の様子です。池の全面を覆っているトチカガミとイヌタヌキモ、底に沈んだ落ち葉の除去を進めていきます。
子どもたちは生きものの調査を行いました。初めて参加した子も、びしょびしょ、泥だらけになりながら、楽しんで
くれました。また、熱心な大人チームの頑張りのおかげで、水草や落ち葉も相当な量を取り除くことができました。
生きもの調査ではマユタテアカネやオオアオイトトンボを目視したほか、清掃時に様々な動植物が確認されました。
・水草 イヌタヌキモ、トチカガミ、アイノコイトモ、マツモ、アマゾンフロッグピット
・水生昆虫 マツモムシ、クロスジギンヤンマ(ヤゴ)、アカネの仲間(ヤゴ)、シオカラトンボ(ヤゴ)
・魚類 ドジョウ、メダカ(病気あり)
・その他 ハリガネムシ、モノアラガイ、シナヌマエビ
今までたくさん生息していたモツゴが今回は一匹も獲れなかったのが気になります。春先の渇水で全滅してしまった
可能性があります。また、クロスジギンヤンマのヤゴが38匹も確認されたことは特筆されます。過去最高でしょう。
こちらは水草が繁茂してきたおかげで、掴まれる場所が増えた可能性があり、嬉しい成果といえるかもしれません。
今後も地域の皆さんの協力を得つつ、定期的に池の清掃や生きものモニタリングを続けていきたいと考えています。



