アオバナガクチキとコササコクゾウムシ
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4月11日、朝から長池公園の雑木林では“チヨチヨビー”という特徴的なさえずりがこだましていました。鳴き声の
主はセンダイムシクイです。待ちに待った夏鳥第一号。間もなく、キビタキやオオルリも渡ってくることでしょう。
この日はパークキッズレンジャーの定例活動がありました。小鳥たちのさえずりに誘われて園内に繰り出した一行。
ミッションは外来種アメリカスミレサイシンの抜き取りとサインのお掃除です。いつものことながら、道中で多くの
生きものと出会い、観察しました。体験ゾーンの田んぼ脇のヤマグワの幹に、体長1.5cmほどの美しい甲虫が何匹も
歩き回っているのを見つけました。緑や赤に輝くその姿に目を奪われます。一見して何の仲間かすぐにはわからず。
一緒に担当した公園スタッフのFさんが調べてくれて、アオバナガクチキ(アオバナガクチキムシ)だと判明しました。
クチキムシといえば、冬に樹名板の裏でひっそりと冬越ししているところをよく見る、地味な昆虫というイメージが
あったのですが、こんな美麗種がいたなんて驚きです。きっと近くに積んであった伐採材から発生したのでしょう。
もう一つ、印象的な出会いがありました。雑木林トレイルでわちゃわちゃと観察している傍らで、ウワミズザクラの
葉上に止まっている細長いゾウムシを発見。なにしろ独特なフォルムなので、すぐにみんなを呼んで観察しました。
はじめはミツギリゾウムシの仲間かと思ったのですが、調べてみると、コクゾウムシの仲間でコササコクゾウムシが
もっとも近いようです。コクゾウムシの仲間自体あまり馴染みがなかったので、特徴的な姿を目に焼き付けました。
楽しい活動の様子と見かけた生きものの一部をご紹介します。アメリカスミレサイシンは観察ゾーンと体験ゾーンで
あわせて100株を抜き取ることができました。外来種の駆除は、パーキッズの定番メニューの一つになっています。
今回掘り採ったアメリカスミレサイシンは、まるでワサビのような根茎を持つ屈強なスミレで、在来種のスミレ類と
競合するなど生態系への影響が懸念されるものです。花は美しいのですが、彼らのような侵入者を早期に防除して、
コントロールしていくことが、里山の豊かさの維持には欠かせません。せっかく皆で力を合わせて作業を行うので、
少しでも学びある有意義な活動にしたいと思いつつ、結局“楽しい誘惑”に負けて、後半は田起こし前の田んぼから
スズメノテッポウを大量に抜いてきて笛を作って遊んだり、生きもの探しに明け暮れたり・・それが一番大事かも?





































