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またまた五つ星のナナホシテントウ

  • 2 hours ago
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4月5日、先月29日に初鳴きを確認したクビキリギスですが、暖かさに誘われて、夕方から一斉に鳴き出しました。

知らなければ虫の声とは思えない「ギーーーッ」という絶え間なく続くあの大きな音の正体です。ご存じでしたか?

ところで先日3日の午後、近隣小学校の裏手にある学校林を教職員の皆さんと一緒に歩きました。まず先生方にこそ、

学校林の豊かさを味わい、楽しみ、その価値を少しでも知っていただきたいと思っていたので、出張授業の下見とは

いえ、全力でミニ観察会を行いました。そこここから春の息吹が伝わってくる中、足もとを蠢くナナホシテントウを

見つけました。「あっ!ほら陽だまりではテントウムシが動き回っていますよ!」と指を指しながら、あることに気が

付いて「あっ!これこれ!珍しいんです!!」と私が突然しゃがみ込むので、きっと先生方も驚いたことでしょう。

写真のとおり、七つの斑紋のうち真ん中の一対が隣の斑紋と繋がっている斑紋異常型、五つ星の個体だったのです。

五つ星の子と出会ったのは、なんとこれが3回目。紹介記事はこちらです。続・五つ星のナナホシテントウと桑の授業

小径の一角に自生のカタクリの群落が広がっています。それ自体が大変価値のあることですが、種子繁殖を裏付ける

実生の個体が多数見つかっただけでなく、ニッポンヒゲナガハナバチの雄が花を訪れている様子も観察できました。

カタクリには様々な昆虫がやってきますが、本種の訪花は初めてです。ナガバノスミレサイシンも咲いていました。

道沿いで一際目立っていたこちらのスミレ。タチツボスミレよりも大型で丸みを帯びた花、花の色がやや濃いこと、

葉先が尖らないことなどが特徴のマルバタチツボスミレ(タチツボスミレとニオイタチツボスミレの雑種)でしょう。

花のサイズが大きくて株自体も壮大なのは、雑種強勢ということなのでしょうか。とにかく異彩を放っていました。

学校林を抜けて校内に戻ると、畑のそばの草地にはアリアケスミレやシロバナタンポポが点々と生育していました。

ミツバツチグリの黄色い花も見頃で、太ももマッチョなモモブトカミキリモドキが花粉を求めて飛来していました。

以前から何度となく足を運んでいる場所ですが、毎度訪れる度に、素敵な出会いが待ち受けています。今回もまた、

多くの発見に恵まれて、先生方も子どものように楽しんで下さりました。それこそがもっとも大切なことであって、

心を動かされた側が、今度は子どもたちの心を動かすような体験を作り出すことができるはずです。生物多様性の

豊かな環境だからこそこうした連鎖を生み出せます。自然とともに歩み続ける学校であってほしいと願っています!

 
 
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