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コヒガン

4月2日、モノレール松が谷駅近くの傘平緑地で剪定枝の搬出作業を実施しました。

作業場所に着くとすぐに、空高くツミ(小型の猛禽類)が鳴きながら舞い、満開の桜が

出迎えてくれました。そして、近くのお店からは珈琲豆の芳しい香りが漂ってきました。

緑の中での作業は、たくさんの春が五感を刺激します。その心地良さといったら!

さて、その満開の桜がこちら。“コヒガン”という栽培品種で、エドヒガンとマメザクラが

関与して作出されたといわれています。箒を逆さにしたような樹形で、花付きが良いのが

特徴です。萼筒にエドヒガンの特徴がよく表れていて、付け根がぷっくり膨らんでいます。

先日紹介したタマノホシザクラやヤブザクラも同じ両親種の組み合わせですが、これらは

野生下で自然交雑によって生まれたものといわれており、だいぶ印象も異なりますね!

この並びにはカシ類が生垣状に列植されています。中には1本だけ珍しいウラジロガシも

混ざっていたりします。それはそうと、以前も書いたように、今シーズンは常緑樹の

芽吹きに注目しています。ここではアラカシとシラカシがちょうど芽吹いていました。

新葉は鮮やかな赤茶色で、まるで龍が首を曲げているような躍動感があります。

午後からは小学校へ出かけて、3件の打ち合わせを行ってきました。子どもたちが春休みの

今の時期は、先生方とじっくり対面でご挨拶できる貴重な機会でもあるのです。

出張から戻ると、秋葉台小学校の4年生(昨年度)が製作してくれた野鳥新聞がずらり!

春休みに自然館のお仕事を手伝いに来てくれている、小学生ボランティアのMちゃんが

貼り替えてくれたそうです。どうもありがとう!向かいの壁面では新しい展示も開催中。

好評のヤマガラはどうなったでしょうか。・・卵が6個に!さあ、どこまでいくかな?

自然館も楽しい展示や取り組みがいっぱいです。お花見ついでにぜひお立ち寄り下さいね!

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