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鬼と豆

2月3日、節分です。今年も豆まき(もちろん鬼役)を行って、恵方巻を食べました。

節分は、邪気を払い、無病息災を願う行事。“鬼は外、福は内”の掛け声とともに、

鬼に豆を投げて追い払うわけですが、こんなに優しい顔をした「鬼」もいます。

オニグルミの葉痕(葉っぱが落ちた痕跡)です。河川敷を歩くとあちこちで目が合います。

ということで今日は節分にちなんで、「鬼」と「豆」が頭に付いた動植物をご紹介します。

順に、オニバス、オニユリ、オニノゲシ、オニノヤガラ、オニタビラコ(赤鬼と青鬼あり)、

オニドコロ、オニスゲ、オニウシノケグサ、オニシバリ(ムラサキオニシバリ)、

オニイタヤ、オニツルウメモドキ、オニヤブソテツ、オニイノデ、オニカナワラビ、

オニヒカゲワラビです。鬼連荘。他にもまだまだあります。「鬼」の付く植物の多いこと!

他の種よりも特に大きいものや、力強い見た目のものは、「鬼」と表現されがちですね。

ところが「鬼」を冠する生き物は意外と多くありませんでした。王道はオニヤンマですね!

2枚目中央はオニヒメテントウ。なんと「鬼」と「姫」が同居しているではありませんか。

そして3枚目はおまけ。カピバラの和名が「オニテンジクネズミ」って知っていましたか?

一方、「豆」を冠する植物も少ないながら存在します。順に、マメヅタ、マメヅタラン、

マメザクラ、マメグンバイナズナ、マメアサガオ、マメカミツレです。豆粒の豆ですね!

未見ですが、なんと、オニマメヅタという「鬼」と「豆」が共存する植物もあるそうな!

マメ科植物を食べる生き物は多いのですが、頭に「豆」の付く生き物はほとんどいません。

私が見た中では、マメハンミョウとマメコガネくらいしか思い浮かびませんでした。

・・ということで、鬼vs豆の対決は数の上では鬼の圧倒的勝利となりましたね。

久しぶりに、動植物の名前で遊んでしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。

最後はクイズで締め括りましょう。この写真の植物(果物)は、「鬼」?それとも「豆」?


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