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身近な鳥の暮らしの一コマ

4月15日、事務所にいると中庭から“キャラララ”とシュレーゲルアオガエルの声が

聴こえてきます。気になって、声のする場所を見に行っても絶対に姿は見せてくれません。

それくらい隠れるのが上手なのに、休んでいる時は葉っぱの上に堂々と止まっていたり・・

自然館周辺ではイロハモミジが花盛り。新緑と赤い花のコントラストがとても綺麗です!

カエデの仲間は目立たないながらも素敵なデザインをした花が多いので、楽しみですね。

ところで先日、南大沢駅近くの商業ビル室内でこんな光景を目にしました。時間は夜です。

ライトの上にツバメが飛んできて止まりました。全く逃げないので、スマホでパシャリ。

ツバメは夏から秋にかけて、大集団で河川敷のヨシ原などにねぐらを形成することが

知られている、集団性の高い野鳥です。ではこの子はなぜ単独でこんなところに・・?

その答えはすぐに推測できました。きっと、この子は近くの軒下で営巣しているペアの雄。

雌が抱卵などで就寝時も巣を離れられない時期、雄はそのそばで一人、夜を明かすのです。

いつも誰かと一緒に過ごしているツバメが、おそらく唯一、孤独に過ごす瞬間といっても

良いのではないでしょうか?子育てが始まると雄も忙しくなるので、こうしてボーッと

していられるのも今のうちかもしれません。なんて、誰かと重ねているわけでは決して・・

もう一つ、身近な鳥の行動を紹介します。おなじみハシブトガラスが何かを咥えて

遊んでいました。咥えて持ち上げたり、下に置いたりを繰り返しています。骨盤ベルト?

巣材にはなりそうにない大きな平たいものです。私にはただ遊んでいるように見えました。

ちなみに、カラスは1.1kgの円蓋を嘴で持ち上げられる、という研究報告があります。

平たい形状であれば、結構重たい物でも持ち上げることができてしまうのだそうです。

カラスが力持ちであることよりも、そんな事実まで検証されていることに驚きですね!

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