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花と虫2題とホドイモ開花

8月19日、先日15日の記事でご紹介したアオスジハナバチと意外なところで遭遇しました。

昼下がり、一斉に開き始めたタヌキマメの花が可愛くて、花に思い切り顔を近付けた瞬間、

愛しのアオスジハナバチが視界に飛び込んできたのです。思いが伝わったのでしょうか?

“幸せを運ぶブルー・ビー”なんて言われますが、このシチュエーションが幸せそのもの。

「いいことあるかも・・」ではなくて「いいことあった!」と胸を張って言いたいです笑。

花と虫の話題をもう一つ。秋の七草、オミナエシが自然館前で花盛りを迎えています。

数日前から、このオミナエシの花にずっと鎮座しているクモをご存じでしょうか?

花に擬態して獲物の昆虫を待ち伏せるアズチグモです。それにしても見事な溶け込みよう。

ペッカム型擬態と呼ばれる“花のフリ”は、網を張らない種類のクモの常套手段なのです。

自分と同じ色の花をよく見つけたなぁと感心しつつ、調べてみると、なんとそうではなく、

待ち伏せする花の色に合わせて、ゆっくりと自分の体色を変化させるのだそうです!

そんなカメレオンのような能力を持ったクモが身近にいるなんて、感動ですね。

しかもこの子、腹部の模様がなんだか“動物の顔”に見えませんか?

自然館前、正面入口を出た突き当りの足もとに絡んでいるホドイモが咲きました。

近隣緑地からの移植品ですが、今年は暑さで元気が無かったので花は諦めかけていました。

しかし、先週くらいに花序枝を出しているのを見つけ、毎日楽しみに覗いてきたものです。

多摩丘陵ではそれほど珍しいものではなく、各地で目にするものの、花を咲かせるほどに

成長した株にはあまり出会えません。かなり低い位置でわかりにくいのですが、

特徴的な5小葉(5枚1セット)の羽状複葉を手がかりに、ぜひ花を探してみて下さいね!


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