top of page

秋葉台小学校野鳥新聞掲示とクビキリギス初鳴き

4月1日、晩春の風物詩、桜の花筏(はないかだ)が各地の水面を彩っています。

今日から新年度ということで、自然館の石の廊下ギャラリーでは、秋葉台小学校4年生が

昨年度1年間の授業のまとめとして製作した“野鳥新聞”をずらりと掲示しています。

その数なんと120枚以上!どの作品も素晴らしく、一人一人の個性が光っていますよ!

ところで、今夜は成虫越冬するキリギリスの仲間、クビキリギスの初鳴きを確認しました。

夜に「ジーー」と大音量で鳴いているアレです。皆さんも一度は耳にしたことがあるはず。

冬越しを終えた成虫は、4月のはじめ頃、風が無く気温の高い夜に鳴き始めます。

今夜は19時前後に、堀之内周辺の計10地点ほどで声を確認。例年並みでしょうか。

ススキなどの草原に棲み、クビキリギスに似たような鳴き声で鳴くシブイロカヤキリは

半月以上遅れて鳴き始めます。こちらも初鳴きを聞き逃さないようにしたいですね!

ちなみにクビキリギスはこんな姿をしています。

成虫越冬といえば、昨日、冬越しから目覚めたばかりのある生き物を発見ました。

下の写真のどこかにその生き物が隠れています。見つけられるでしょうか??

※撮影場所は、長池公園の特別保全ゾーンに入ってすぐの林縁です。

さすがに難しかったでしょうか。少しアップにしてみましょう。

ここまで拡大しても、まだわからないかもしれません。じつに見事な擬態ぶりです。

落ち葉に擬態するこの生き物の正体は、成虫越冬するチョウの一種、クロコノマチョウ。

止まっているところを見つけるのは至難の業ですが、薄暗い林床を飛び回るこげ茶色の

大きなチョウがいたら、地上に舞い降りるまで目を離さずに追ってみて下さい。

そのまま着地したあたりに目を凝らしてみれば、きっと発見できるはずです。

「もーいいかい」「まーだだよ」と、まるで、かくれんぼをしている気分になりますよ!

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page