2月6日、作業をしていて少し汗ばむほどの「小春日和」となりました。
足元ではヒメオドリコソウも咲き始めて、春はもうすぐそこという感じです。
さて、ここ最近、長池公園では「片足のハクセキレイ」が観察されています。
築池堤防の芝生や自然館前のテラスなど、人目に付く場所で過ごしていることが多いので、
すでにお気付きの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先天性のものなのか、事故や病気なのか不明ですが、左足が欠損しているようです。
脚が疲れるのか、休む時は地面にペタンと座っています。
私も近くに座ってみると、ちょんちょんと移動して私の隣でまたちょこんと座りました。
なんて優しい表情でしょう。同じ目線で見て改めてハクセキレイの可愛さに気付きました。
地上採食性のハクセキレイにとって、片足が欠損していることは致命的と思われます。
しかし、この子は優れた飛翔能力を駆使してその弱みを見事にカバーしています。
堤防の芝生に座り、風に巻き上げられた小さな虫を見つけると飛び込んでいってキャッチ!
可愛いだけじゃなく、たくましい。これだけの技術があれば、きっと大丈夫でしょう。
「可哀想だから餌をあげよう」ではなく、「頑張っているから応援しよう」。
そんなふうに前向きに捉えて、あたたかく見守っていきましょうね!