気の早いミズオトギリ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 6月26日
- 読了時間: 2分
6月25日、午後から監査があったこともあり、主に自然館で事務仕事を進めた一日でした。
こんな日は、自然館中庭の植物たちの成長や開花を見て廻るのが良い息抜きになります。
いきものがかり植物班や里山サポーターの皆さんが丁寧にお手入れして下さるおかげです。
夕方、水鉢を覗くとなんとミズオトギリがもう咲いていました。例年は7~9月に開花する
ので、ちょっと気の早い子です。いつも花が咲くころには葉が虫に喰われてみすぼらしく
なっているので、葉も瑞々しい新鮮な状態で花を観察するなら咲き始めのうちがおすすめ。
ただし、花は夕方15時半頃にならないと開かず、朝や日中は閉じているのでご注意下さい。
アリたちが蜜を求めて集まるこの花、改めてよく見てみたら、花の中に王冠がありました!
そのそばでは、とても地味ですがヒルムシロも開花していました。水面ににょきっと伸びて
いるのが花穂です。水面に浮かんだ葉には雨露のしずくが付いていて情緒を感じさせます。
また、飲料自動販売機横の水鉢では、サジオモダカの小さな淡桃色の花が開いていました。
たくさんいるチュウゴクアミガサハゴロモに混じって、美しい昆虫が止まっているのに気が
付きました。ガの仲間であることはわかったのですが、小型のガの種類はさっぱりなので、
滅多に使わないGoogleLensに頼ってみました。「アカマダラメイガ」がヒットしました。
もちろんそのあと図鑑でも調べてみて間違いなさそうです。こういう時にはAIも便利かも!
短い時間ですが、自然館中庭の小さな草花と昆虫たちにすっかり癒してもらったのでした。
おまけ。つくいけの道のオオバノトンボソウがやっと咲きました。今シーズンは多くの蕾が
黒っぽく焦げたように枯れています。日当たりが良すぎるからでしょうか?ちょっと残念。