2月13日、時々覗いている自然館入口付近のツワブキに面白い昆虫が隠れていました。
これまでも、ツワブキの葉裏には色々な生き物が潜んでいることを紹介してきましたが、
こちらは初めてのお客さんです。ナナフシのように細い体が特徴的なサシガメの一種、
ヒゲナガサシガメの幼虫です。普段はヤツデやアオキなど、照葉樹の葉裏で見かけます。
葉裏にぴったりとつかまっている姿は、葉脈のラインにうまく同化して目立ちません。
3枚目の写真は、常連のホシヒメヨコバイとヒゲナガサシガメの一触即発シーンです。
サシガメ類は他の昆虫の体液を摂取する習性があるので、どうなるかと思って見ていると
なんとホシヒメヨコバイがヒゲナガサシガメの体の上を華麗に横断していったのでした笑。
ホシヒメヨコバイのアップです。物凄く小さいのですが、よく見るととぼけた顔なんです。
ツワブキのそばに植栽されたハランの葉っぱの裏も覗いてみました。ミノムシを発見!
話は変わりますが、この日は秋葉台小学校の野鳥観察の授業、今年度最終回でした。
最後のまとめとして、野鳥新聞の製作に取り掛かりました。年度内に仕上げて、
自然館に全員分がずらりと展示される予定です。みんなの作品、楽しみです!
嬉しかった出来事を二つ。一つ目は、この授業で参考テキストとして活用してもらって
いる「長池公園の野鳥」にたくさん付箋を付けて、使い込んでくれている生徒がいたこと。
見た鳥にチェックをしているのだそうです。授業以外でも開いてくれて嬉しいなぁ・・!
もう一つは、夏鳥と冬鳥の種数をそれぞれ数えて「なぜ夏鳥のほうが少ないのか?」という
質問をしてきてくれた生徒がいたことです。私はすぐに答えることができませんでした。
自ら発見して疑問に思ってくれたこと自体が嬉しいのです。皆さんも考えてみて下さいね!