2月29日、ながいけの道沿いの日当たりの良い草地にアオイスミレが咲いていました。
スミレの中では一番乗りに咲く種類で、地下に走出枝を出して広がる特徴があります。
花は白っぽいものと紫がかるものの2つのタイプがあり、長池公園では前者が優勢。
ぷっくらとした距(蜜の在り処)と、中心がすぼまる独特な花の形が一押しポイントです。
花茎がそれほど高くならないため、見逃しがちなスミレですが、ぜひ探してみて下さい!
もう一つ、スミレをご紹介。コスミレの一品種“コスミレサクラ”と呼ばれるものです。
姿池の末端部から、コープタウン見附橋側の斜面を登り詰めた辺りの林縁に毎年咲きます。
おそらく、栽培品が逸出したものでしょう。自生のコスミレは花全体が紫色になりますが、
こちらは花の中心が白く、外側が淡い紫色となっており、個性的な配色パターンですね。
この日は、長池公園で別所小学校おおぞら学級の自然観察プログラムを実施しました。
私からのお題は「○○○○○、あぁ春だなぁ!!」。春を感じるシーンを探して歩きます。
今年度はこれが最終回。動き始めた春を探すには絶好の、穏やかな陽気となりました。
顔を出し始めたばかりの土筆やタンポポ、蕾膨らむハナモモ、香りを放つヨモギやミモザ、
そしてヤマアカガエルの卵などなど、みんなの力でたくさんの春が見つかりましたよ!
私も、外でシートを広げる人々を見て、「お外でご飯、あぁ春だなぁ!!」と思いました。
おまけ。いつの間にか、自然館の鉢植えでツタンカーメン・エンドウも開花していました!
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