浅川のアイヌテントウ
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7月25日、知人から浅川で撮ったというテントウムシの写真を見せてもらいました。何という種類かわからないとの
ことでしたが、一目見て、まだ見たことがないアイヌテントウだとわかりました。ナナホシテントウによく似ていて
より小さく、黒い斑点が7個ではなく11個あるのが特徴。河川の草地などに局所分布する珍しいテントウムシです。
東京都では準絶滅危惧種に指定されており、多摩川に分布することは知っていましたが、浅川でも見られるのならと
発見場所を地図で送ってもらい、休みの日の空き時間に行ってみました。草木も疎らな中州の丸石河原を歩き回り、
炎天下で汗だくになって諦めかけていたとき、足もとの菜っ葉を動き回るアイヌテントウをようやく発見しました。
見つけたのはわずか2個体ですが、初めて見るその姿に感動です。写真で見ると、見慣れたナナホシテントウの斑紋が
違うだけという印象ですが、実物は想像していた以上に小さく、やはり本物を見ないとわからないことがあります。
とにかく動き続けて止まらないので、あまり良い写真は撮れませんでした。その代わり、目に焼き付けてきました。
浅川中流域では、ギンイチモンジセセリ、カラカネチビナカボソタマムシ、オニグルミノキモンカミキリといった、
希少昆虫の生息地を見つけてきましたが、多摩川本流にも劣らない河川生態系が見られる場所もあって侮れません。
ほかにも、希少な昆虫がきっとまだひっそりとどこかで生き残っているのではないかと、想像は膨らむばかりです。
アイヌテントウを探しているとき、何度も見間違えそうになった子たちも紹介します。菜っ葉が大好きなカメムシ、
その名もナガメとヒメナガメ。どちらも赤黒ツートンの警戒色がよく目立っていました。そして極小サイズの葉虫、
キスジノミハムシ。変わった模様だったので調べてみると、初紹介のハムシでした。菜っ葉の食害虫とのことです。
ところで、これらの昆虫たちが群がっていた菜の花の正体がじつはよくわかりません。はじめはカラシナの貧弱個体
かと思っていたのですが、細かく見ていくとどうも違和感があります。特に茎下部や葉裏に荒々しい毛が生えていて
以前見たハリゲナタネを彷彿とさせます。しかし、それ以外の特徴からハリゲナタネではないことは明らかで、毛も
触って痛みを感じるほど鋭くありませんでした。ノハラガラシ辺りが怪しいですが、菜の花の識別は苦手分野です。
・・ともあれ、執念でお目当ての昆虫とも出会えたことですし、深入りして熱中症で倒れる前に退散したのでした。





































