増えるノシラン
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8月25日、インターンシップ後半戦スタート!初日は東京環境工科専門学校とヤマザキ動物看護大学のお二人です。
オリエンテーションや草名板の製作、掲示物交換などに取り組みました。二人とも意欲的で手先が器用なのでした。
草名板づくりで描く植物の下見も兼ねて、体験ゾーンまで歩いていく道すがら、自然館周辺から中央園路にかけて、
ノシランが満開でした。園内では、以前から確認されていましたが、どうやら実を小鳥たちが食べてせっせと運んで
いるようでずいぶん個体数が増えました。もともと南方系の植物で、関東地方で見られるものは植栽品が野生化して
定着したものといわれています。同じように、南方系の植物が自然に分布を広げてきたり、あるいは栽培されていた
ものが逃げ出して広まったりする現象は、ノシラン以外でも多く見られます。気候変動や都市のみどりの成熟などが
それらの定着と拡大を後押ししているのかもしれません。ここ10年ほどの間に、分布の拡大が顕著に見られるものを
思い付くままに挙げてみます。コクラン、タシロラン、クロヤツシロラン、マヤラン、サガミラン、クゲヌマラン、
ミミガタテンナンショウ、ウラシマソウ、オオハンゲ、ムサシアブミ、外来ニシキソウ類、タマザキフタバムグラ、
メリケンムグラ、ヤナギバルイラソウ、マルバツユクサ、カラタチバナ、ハナミョウガ、カジノキ、サルココッカ、
キチジョウソウ、シマトネリコ、イヌビワ、モエジマシダ、ホウライシダ、イヌケホシダ、マツバランなどなど・・
国内外から分布を広げてきたもので、そのルーツは様々ですが、以前は見られなかったか、記録の少なかった種類が
現在では普通種になっているケースが珍しくありません。身近な植物の顔ぶれが少しずつ変化してきているのです。
話を戻すと、水辺観察ボードの近くの林縁ではツリガネニンジンが咲き始めていました。ここは近いうちに草刈りが
入るので、こうした他の草に埋もれがちな存在こそ、草名板の設置がとても有効です。来園者だけでなく、作業者も
その存在を認識して刈り残すことができますからね!なお、2枚目はコマツカサススキ、3枚目はコヤブタバコです。
最後にインターンシップ活動の様子をご紹介します。センス溢れる素敵な草名板が完成。観察の参考にぜひどうぞ!
夏休み企画のいきものかんさつカードも書いてくれました。二人ともとても絵心があり、私はとても羨ましいです。



