2月25日、朝から日暮れまで冷たい雨が降り続く中、少しだけ近所を散歩しました。
道ばたの地上に、“なんとか星人”のようなツチグリ(土栗)がたくさん発生していました。
初めて見た方は必ずびっくりする、とても奇抜なビジュアルをしたキノコの一種です。
雨降りの日など、空中湿度が高くなるとヒトデのような外皮が開きます。真ん中に乗った
丸い袋は、雨粒が当たる度にその刺激で中央の穴から胞子が放出される仕組みです。
面白がってパフパフすると、煙のような胞子が飛散するのを観察することができます。
一般的に、ツチグリの発生時期は夏から秋といわれていますが、この界隈では一年を
通して発生することを確認しているので、雨が続いた時にはぜひ探してみて下さいね!
もう一つ、今日のトピックをご紹介します。早くもつくしんぼ(土筆)が顔を出しました!
ここは例年、一番乗りでつくしんぼが発生するスポットです。カミングアウトすると、
昨日、「つくしんぼ第1号の発生を確認!」との報せを受けて、迷わず会いに来ました。
彼らには彼らの時間があって、暦があるのでしょう。雨天であろうと関係ないのです。
あちこちでつくしんぼを見かけるようになるのは、まだもうちょっと先になりそうです。
帰り道に、春を告げる花、ヒマラヤユキノシタが咲いていました。桃色の可憐な花と、
ミスマッチな大きい葉が雨に濡れて、色っぽい姿に。雨の日ならではの美しい光景でした。