top of page

今年もウラギンシジミの幼虫みっけ

  • 2 days ago
  • 2 min read

7月15日、講師の仕事で黒川方面の谷戸を巡ってきました。強い日差しにくわえて足を痛めており、満身創痍の中、

なんとか実施できました。スタートしてまずは大國魂神社とゆかりの深い汁守神社にお参り。各種巨木や保護された

タマノカンアオイやヤマユリを観察しました。そこから先は炎天下の田園地帯を歩きます。ミソハギやノカンゾウ、

ハッカといった夏の草花が花盛りだったほか、水辺ではナツアカネやヒガシニホンアマガエルの姿も見かけました。

お昼は明大黒川農場へお邪魔して、休憩も兼ねて自然生態園の見学をさせていただきました。敷地内には、ホタルの

飛ぶ沢があり、スズサイコが自生していて驚きました。林縁にクズの花が早くも咲き始めており、グレープの香りを

確かめるために花を手繰り寄せたら、幸運にも花の間に今シーズン初めてのウラギンシジミの幼虫を見つけました!

もはや、この子を見つけないと夏を迎えられないくらい、毎年のように探してしまうのですが、どこに隠れているか

わかりますか?今にも咲きそうな蕾の間からお尻を出しています。その先にはツノのような1対の突起が見えますね。

黒川農場でもう一つ印象的だったのは、入口付近でたわわに実を付けたウワミズザクラです。よーく目を凝らすと、

オレンジ一色ではなく、熟度によって赤や黒など様々な色合いが混ざっていて素敵です。じつに見事な一本でした。

黒川農場は明治大学の演習施設として2012年にできましたが、職員や地域の方々が畑の整備を続け今に至ります。

近年は、生態学に強い教員や職員を中心に、里山や樹林地にも手を入れはじめ、皆伐更新などを試行されています。

ちなみにこの場所、開設前は三菱のキャタピラ試験場があり、取り壊されたあとはしばらく特撮映画のロケ地として

使われていたのだとか。つまり、当初はそれだけ荒れていたのですね。今日までの果てしない尽力が伝わりました。

道中に出会った植物+菌類のダイジェストです。ヒマワリ、キツネノタイマツ、ポポー、マルバツユクサ(閉鎖花)、

スズサイコ、ハッカ、オオエノコロ、ミソハギ、ミヤコグサ、アメリカホドイモ、ノカンゾウ、ヤマユリ、レタス。

谷戸田と雑木林の織り成す昔ながらの里山景観と、どこまでも続く田園風景に、すっかり心が洗われた一日でした。


 
 
bottom of page