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ヤマトニセクビボソムシ

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6月14日、多摩未来メッセで開催された、八王子環境フェスティバルへ出かけてきました。このイベントは31回目の

開催となるそうです。ワークショップや各種展示が目白押しの会場は、親子連れを中心にとても賑わっていました。

身近な環境に対する市民の関心が高まっているのは良い傾向です。様々な行動や繋がりに発展することを願います。

先日、オニグルミにいた2種の魅力的な甲虫をご紹介しました。その後、公園の巡回点検などの折にオニグルミの木を

見かける度に、その葉上や葉裏を意識的に観るようになりました。正直、ちょっと前まではオニグルミに出会っても

足もとにアカネズミの食べ痕が落ちていないか探したり、ベタベタの果実や羊の顔の葉痕たちの表情を楽しんだり、

せいぜいそれくらいで、葉の時期に注目することはありませんでした。それがいつしか、食草とするクルミハムシや

ムラサキシャチホコの姿を探すようになりました。そして先日の2種を覚えたことで、さらに世界が広がったのです。

こうなると、今度はオニグルミに出会ったときの行動パターンが「○○いないかな?」では済まなくなってきます。

オニグルミは「○○のほかにどんな生きものが利用しているだろう?」と、目的ありきではない知的好奇心の対象と

なり、“気になる木”の仲間入りを果たしたのでした。解像度が高まれば高まるほど、見える世界も広がりますね!

そんな“気になる木”で見つけたのが写真の甲虫です。小さくてよく見えなかったので、がっしりした太ももとその

体勢から、はじめはノミハムシの仲間を連想したのですが、色々調べていくと、ヤマトニセクビボソムシというこれ

また初めて聞く名前の種類であることがわかりました。何の仲間かよくわからないような“エトセトラ”系の甲虫を

調べる際には、保育社の「原色日本甲虫図鑑Ⅲ」を開くというのが巷ではセオリーとなっており、この図鑑に載って

いる昆虫は通称“三巻虫”と呼ばれているほどです。(※ちなみに全4巻。)その三巻の最後のページを飾っているのが

ニセクビボソムシの仲間。この辺りにも生息しているのはヤマトニセクビボソムシかアシマガリニセクビボソムシの

どちらかのようです。広葉樹の樹上で見られる種群ということですが、まだまだ未知の生きものがいるんだなぁ・・

書き忘れていましたが、ヤマトニセクビボソムシを見つけたのは、堀之内沖ノ谷戸公園の林縁に生えるオニグルミ。

残念ながら、この木にはオニグルミノキモンカミキリもカラカネチビナカボソタマムシも見当たりませんでしたが、

マサキナガタマムシやカシワツツハムシが姿を見せました。かくしてまた、虫の名前の呪文を唱えて歩くのでした。


 
 
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