ヤツメカミキリ

5月24日、所用の帰り道に、多摩市の桜ヶ丘公園にある遊びの広場へ立ち寄ってきました。

多摩丘陵の自然景観や地形を生かした都立公園の一つですが、ここには斜面をうまく使った

滑り台をはじめとする子ども向けの遊具が設置されており、親子で楽しむことができます。

駐車場閉場が迫る中、ムクノキの葉上にヤツメカミキリを見つけました。背面の斑点模様が

特徴的な美しいカミキリムシです。周囲には本種の食樹である桜の木が何本もあったので、

そこから飛んできて一休みしていたのでしょう。捕まえてみると、手の中で動く動く・・

擬木の上に止まらせて横からも撮影しようとしたところ、見事に飛ばれてしまいました。

滑り台の前には大きなセンダンの木があり、花盛りでした。そういえば、長池公園の南端に

あるセンダンも先週くらいに見頃だったのを思い出しました。今ごろは花の絨毯でしょう。

その隣で目を引いたのはこちらです。長池公園でもおなじみのサラサウツギ！と言いたく

なるところですが、花はサラサウツギの特徴であるピンク色味が全くなく、純白でした。

ウツギの八重咲き品種、シロバナヤエウツギです。これはこれで可愛らしくていいですね！

長池公園で今見頃のサラサウツギも、まだブログに掲載していなかったのでご紹介します。

シロバナヤエウツギと同じ八重咲きですが、花は色付きます。キムネクマバチが訪花中。

ところで、遊びの広場に設置されたベンチには素敵な絵が描かれています。どなたが描いた

のでしょうか？ちょっとしたことですが、ほっこりした気持ちになる良いアイディアです。

遊びに来ても、ついつい職業病が出て、公園管理者目線で公園を味わってしまうのでした。