ヒシカミキリと宝箱づくりとピーピー笛
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 4 日前
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4月27日、週末の2日間、芝生広場ではイベントが開催され、多数の来場者で賑わいました。
そんな中、市野谷の森で活動する「NPOさとやま」の皆さんが千葉からはるばる視察見学に
お見えになりました。市野谷の森は千葉県流山市にある里山で、オオタカなどが生息する
貴重な場所です。現在は県立公園化に向けて、整備と一般公開が順次進められています。
一行をお連れして園内をひと巡りしている時、いつもの習慣で手すりに目をやると、小さな
甲虫が目に留まりました。わずか4mmほどのサイズなので、触角が見えなかったら通り過ぎ
ていたと思います。このアリよりも小さな甲虫の正体は、日本最小クラスのカミキリムシ、
ヒシカミキリです。粗朶にいるイメージでしたが、この日は手すりで何度も見かけました。
ついつい手すりに注目してしまうのは、前回のフチトリヒメヒラタタマムシもそうですが、
苦労して探すまでもなく、カミキリムシやタマムシの仲間がポツンと見つかるからです。
そのそばには白い斑点のテントウムシがせわしなく歩いていました。手すりにいる定番種、
ムーアシロホシテントウかと思ってよく見たら前胸部の白斑が少ないシロホシテントウ。
手すり付近の繁みではホソオビヒゲナガやコミスジも姿を現し、いよいよ昆虫シーズンと
いう感じです。初夏は渡り鳥に山野草に昆虫に、見るべきものが多すぎて忙しいですね!
さて、午後からはパークキッズレンジャーの定例活動として、イベント参加者向けの宝箱
づくりワークショップを行いました。子どもたちが自らポイントに立ってガイドを行い、
参加者の宝箱づくりをサポート。パーキッズ活動は「調べる・守る・伝える」の三本柱が
基本になっていますが、この日の活動は3つ目の“伝える”の実践編といえるでしょう。
参加者も、スタッフも、パーキッズ自身も、楽しいひとときを過ごすことができました!
皆さんの作品の数々は長池公園のインスタグラムでご紹介しています。また、イベントの
様子はこちらの報告もご覧下さい!長池公園で素材を集めて宝箱作り: イベントレポート
体験ゾーンでは、田んぼに生えるスズメノテッポウ(ピーピー草)を使った草笛が大人気!
写真は畳の椅子に座って笑顔で草笛を奏でるBoys&Girls!中学生の仲良し三人組です。
以前、こちらの記事で私もピーピー吹いていますのでご笑覧下さいませ。→こぼれ種
田起こし前の田んぼ限定の楽しい草笛遊び。皆さんもぜひチャレンジしてみて下さいね。