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シデコブシ

3月16日、各地でコブシやモクレンの仲間(マグノリア)の開花が始まりました。

こちらの美しい花は、堀之内寺沢里山公園の管理棟付近で開き始めたシデコブシです。

コブシよりも花びらが多く、ほんのりとピンクに色付いており、遠くからも目立ちます。

名前の“シデ”は“紙垂”のこと。紙垂は、神社のしめ縄などに付いているあの稲妻型の

白い紙のことです。細長い花びらが風にたなびく様子とイメージを重ねたのでしょうね。

シデコブシは、公園樹や庭木として一般的な樹種なのですが、じつは日本固有種であり、

それも愛知県、岐阜県、三重県の一部の湿地にしか分布しないとても貴重な植物です。

街中でも植えられているのをよく目にする一方で、自生地は天然記念物に指定されるほど

珍しいとは、不思議な感じがします。シデコブシを元につくられた園芸品種もいくつか

あるので、全てが野生種と同じものとは限りませんが、身近に見られるのは嬉しいですね。

公園近くの通り沿いでは、並木の大きなハクモクレンの花が咲き始めていました。こちらも

コブシと違って花びら(花被片)の枚数が多いのが特徴ですが、花はとにかくビッグサイズ!

畑の周りではスイバ(スカンポ)がぐんぐん成長し、早くも赤い花穂を立ち上げていました。

春の雑草は、どれも越冬葉だけの状態から花を咲かせるまでの成長の速さに驚かされます!

手入れの行き届いた花壇では、パンジーや葉ボタンも生き生きと輝いて見えました。

おまけ。近所の生垣でサンゴジュの芽吹きを観察しました。休眠状態から一斉に芽吹いて

目を引く落葉樹の芽吹きと違って、常緑樹の新しい葉が出てくる時期は結構バラバラです。

意識していないと気付きません。今シーズンは常緑樹の芽吹きにも注目したいと思います。

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