5月4日、南浅川沿いで開催中の「長房ふれあい端午まつり」へ出かけてきました。
かつて、こいのぼりといえば相模川や鶴見川などが有名でしたが、担い手不足などにより、
現在は行われていないとのこと。一方のここ長房町では、地元住民が主体となって、現在も
こいのぼり行事が続けられています。近隣の保育園の園児が製作した可愛いこいのぼりや、
ほぼ住民だけで運営されている出店、環境市民会議の水槽展示など、素敵な催しでした。
日差しを避けて、桜の木陰で一休みしていると、足もとのイタドリの葉に甲虫がいました。
このブログでも何度か登場している南方系のハムシの仲間、ヨツモンカメノコハムシです。
この仲間は鳥の糞などに擬態することで有名ですが、ヨツモンカメノコハムシはあまり
鳥の糞ぽくないばかりか、図体も大きくて、イタドリの葉のグリーンに全く溶け込めて
いません。すぐにでも小鳥に目を付けられてしまいそうですが、大丈夫なのでしょうか?
「あ、こっちにもいた!」と思ってよく見たら、なんとただの葉っぱのシミでした笑。
・・お、なるほどそういうことか!ひょっとしたら、イタドリの葉に時々見られるこの丸い
シミ(何かの食べ痕?)になりすましているのでは?もしそうだとしたら計算高すぎますね!
とにかくイタドリがたくさんあるので、それらを食べるカツオゾウムシやイタドリハムシが
いないか、ついつい覗いてしまいます。そうこうしていて見つけたのは、イタドリを食草と
するヤツボシツツハムシです。いかにも「テントウムシ擬態」という風貌のハムシでした。
真ん丸で足の長いハムシもいました。ヒルガオなどを食べるイモサルハムシのようです。
お祭りへ行ったのに、まだハムシのハナシしかしていないのは、ここだけのハナシ・・
その他は写真のみにて。順に、ヒナバッタ、ヒメカメノコテントウ、セボシジョウカイ、
ナワシロイチゴ、ツルウメモドキ、コヒロハハナヤスリです。もうバッタがいるんだな~!
ということで、最後はちゃんと、こいのぼりが空を泳ぐ様子をお届けして終わりますね笑。