top of page

サトウナガタマムシ

  • May 24
  • 2 min read

5月19日、下柚木小学校5年生対象の学校林探検の授業で講師を務めてきました。児童たちは元気いっぱいでした。

話をしているそばから次へ次へと興味が移ってしまうので、大忙しです・・しかし、学校林に親しんでもらうこと、

積極的に生きもの探しを楽しんでもらうことが一番大切なので、ぽかーんと傍観されるよりははるかに良いのです。

保護者サポーターの方々をはじめ、児童の間で生じてしまう温度差(?)をうまくフォローして下さり助かりました。

色々と観察したにもかかわらず、対応中に撮影できたのはハラグロオオテントウの幼虫だけでした。もったいない!

ところで、かつては珍しかった種類がナラ枯れに伴って関東地方でも分布を広げてきたケースがいくつかあります。

例えば、幼虫、成虫ともにクヌギの大径木を利用するアカアシオオアオカミキリ、コナラなどの新しい伐採材に産卵

するクロホシタマムシ、枯れ木に発生するキノコに集まるタイショウオオキノコムシなどです。あるいはナラ枯れを

引き起こしたカシノナガキクイムシの天敵として知られるルイスホソカタムシも、以前にブログでご紹介しました。

この日、長池公園の体験ゾーンに積まれた伐採材で観察したサトウナガタマムシも、そうした種類の一つでしょう。

ナラ枯れ蔓延前までは、関東では茨城県でしか記録が無く、分布の限られるナガタマムシとして知られていました。

それが、2019年頃から神奈川や東京などでも発生が見られるようになったのだとか。細長い体型で、上翅の先端は

尖り、黒い背中に白い斑紋を持つ、とてもオシャレな甲虫です。斑紋のパターンは個体によって異なるようで、この

場所でも1対から3対まで複数のバリエーションが確認できました。関東地方で大きな被害をもたらしたナラ枯れは、

その処理も進み、終息に向かいつつあります。一方で、その副産物として繁栄した昆虫たちの今後の動向にも、注目

していきたいと思います。ナラ枯れ収束後の里山再生。そのカギを握るのは、生きものたちかもしれませんからね!

おまけ。土場には、陸生ホタル類の一種、ムネクリイロボタルや、おなじみのキイロトラカミキリも来ていました。


 
 
bottom of page