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サシゲチビタマムシ

  • 1 day ago
  • 3 min read

5月10日、練馬区の光が丘公園を拠点に活動する「みどり環境ネットワーク!」からのご依頼で、親子生き物調査員の

ゲスト講師を務めてきました。この活動は、長池のパークキッズレンジャー制度とよく似ていますが、生き物調査に

特化した内容になっており、公園管理そのものと明確に切り離されています。公園での調査活動を通じて環境人材の

育成を行っているものです。この活動は、自然に詳しい地域の皆さんが専属の講師としてサポートを行っています。

今回私は外部からの講師として定例調査に同行し、雑草の見分け方や遊び方の数々をレクチャーしつつ、皆さんとの

交流を深めました。そして東京都のレッドリストやブルーリストについて、屋外でちょっとした座学も行いました。

個人的に嬉しかった発見の一つは、スダジイの葉上に何匹ものサシゲチビタマムシを見つけたことです。このゴミの

ような甲虫は、こう見えてタマムシの仲間。チビタマムシというグループの中ではこれでもだいぶ大きいほうです。

チビタマは種類によって食べるものがだいたい決まっているので、見分けるのは難しくても、何を食べているのかが

重要な手がかりになります。本種の場合、あまり美味しそうには見えないスダジイの葉が好物という変わり者です。

食べ進んだ痕跡が迷路のような独特な形をしています。「おっ!これはいるな・・」と探すとすぐに見つかりました。

スダジイは暖地性の樹木であり、内陸の八王子ではそれほど多くはありませんが、社寺周辺などでは大木が見られる

場所もあるので、これからは地元でもチェックしていきましょう。クリの花そっくりの臭い匂いが漂う今のうちに!

※後日談:早くも、向山緑地や堀之内こぶし緑地のスダジイで、サシゲチビタマムシを確認することができました。

集合場所のシンボルツリー、センダンもちょうど花盛りで見事でした。こちらは、とても良い香りが漂ってきます。

離れたところから観察してみると、ナミアゲハやアオスジアゲハ、キムネクマバチなどが盛んに訪花していました。

親子生き物調査員活動による調査は、とてもディープなものでした。小さな生き物でも、見逃さないようにちゃんと

目を向け、記録をとっていきます。こうした地道な積み重ねが重要なデータとなって、生かされていくのでしょう。

目を輝かせながら生き物探しに熱中する皆さんの姿に胸が熱くなりました。写真は観察したうちのごく一部ですが、

順番に、オオアオイトトンボ、コアオハナムグリ、マダラガガンボ、スイカズラ、ニッポンヒゲナガハナバチです。

子どもたちの中にはとても詳しい子もいて驚きました。生きものへの熱意に溢れた面々。少し遠いのが難点ですが、

パーキッズの皆さんともぜひ交流してほしいものですね!今後、何らかの形で連携できると良いなと思っています。


 
 
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