タチドコロの拠り所
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5月8日、午前中は上柚木にある学校林で生活科の授業講師を務めてきました。道すがらカタクリの群落があったり、
校庭にノウサギの糞があったりと非常に自然が豊かな場所です。歩き始めるや否や動植物に興味津々の子どもたち。
「タマノカンアオイの花が咲いてる!」などの声もあがり、以前に先生方と下見で歩いたときに教えておいた内容がちゃんと児童にも伝わっているのを嬉しく思いました。昆虫観察や草花遊びを存分に楽しみ、有意義な時間でした。
敷地内の一角、行きの車窓から見えた良い感じの林縁草地が気になったので、帰りに立ち寄ってみました。いかにも
希少な植物が生えていそうな雰囲気だったのです。こういう直感は当たるときもあれば、実際には外来植物ばかりで
がっくり肩を落とすこともあります。この場所は当たりで、クララやワレモコウなど、草原性の里山植物が集中的に
生育していました。中でも、写真のタチドコロという植物が足の踏み場も無いほど群生しているのには驚きました。
多摩ニュータウンの都市公園内でも点々と見つかっていますが、この仲間では見かける機会の少ない部類なのです。
雑木林の明るい林縁草地を好み、花期が早くて花が黄橙色に色付くことや、葉の縁に細かいギザギザがあることが、
オニドコロなどの類似種と見分けるポイントです。手入れ不足によって林床が茂ってくると姿を消してしまうため、
管理された環境を指標する植物ともいえるでしょう。ここはまさに“タチドコロの拠り所”になっていたのでした。
校庭の片隅にはこんな甲虫もいました。ヤツボシツツハムシです。広食性ですが、周囲に樹木の無い草っぱらにいた
ので、おそらくイタドリかワレモコウ辺りを食べているのではないでしょうか。長池ではあまり見ない種類ですね。
そのほか、学校林で出会った動植物の一部を写真でご紹介します。ホオノキ、ヘビイチゴ、ノアザミ、タマヤスデ、
オオゲジ、キンラン、ウスベニチチコグサ、シラキです。シラキがたくさん生えている雑木林は珍しいと思います。
季節を変えればまだまだ発見がありそう・・この豊かな環境を日常の教育にどんどん取り入れてほしいものですね!







































