12月29日、穏やかな陽気に誘われて、堀之内の畑ではひらひらとチョウが舞っていました。
よく見ると、なんとベニシジミ!きっと誰もが一度は見たことのある身近なチョウですが、
通常、成虫は遅くとも11月くらいには姿が見られなくなるので、驚きました。
ベニシジミは幼虫の状態で越冬し、ごく稀に成虫のまま冬を越す個体もいるそうです。
翅も綺麗なので、このまま年越しはできそう。ひょっとしたら春を迎えられるかも・・?
こちらは成虫で越冬するキタテハです。真冬でも、暖かい日には飛び回る姿を見かけます。
畑の周りでは、ホトケノザがよく咲いていました。この辺りでは一年中開花しています。
ここ10年くらいの間に急増し、身近な雑草の仲間入りを果たしたセイタカハハコグサや、
図鑑にほとんど掲載されていないルベラナズナ(またはナズナとの種間雑種)なども
観察しました。ナズナとして親しまれてきた雑草の中には、実際は、地中海沿岸原産の
ルベラナズナや、ナズナの基準変種でヨーロッパ原産のホソミナズナなど、外来の系統が
かなりの割合で含まれていると思われます。もう少し、精査する必要がありそうです。
冬うららかな空の下、わずか10分ほどの散策でしたが、とても心が癒されました。
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