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リスアカネとカノコサビカミキリ

7月26日、アブラゼミの数が一気に増えてきました。ジリジリジリ・・という声を聴くと、

暑さが二倍増しに。自分が思っている以上に、五感で季節を感じとっているのでしょうね。

先日、打ち合わせに出かけた先の公園で、赤トンボを見つけました。最寄りの水辺からは

だいぶ離れた場所だったので、おなじみのマユタテアカネだろうと思ったのですが、胸に

黒いラインがはっきり入っており、トレードマークの眉状斑も無いことに気が付きました。

翅先には特徴的な褐色斑があり、消去法でノシメトンボ、コノシメトンボ、リスアカネに

絞られますが、腹部(しっぽ)だけが赤くて胸部が色付かないこと、胸部の黒斑の入り方、

腹部の第8-9節下側に黒い部分が見られることなどから、リスアカネと同定できました。

リスアカネはもっとも暗い環境に生息する赤トンボ。個体数もそんなに多くないので、

出会えると嬉しい種類です。長池公園でも記録があるので、探してみようと思います。

赤トンボの仲間は種類が多い上に、見分けのポイントが一つではないというところで、

ちょっとハードルが高いのですが、好む環境や生活史の違いなどを知っていると、識別も

苦にならないほど楽しい観察対象です。ここにはあれがいそう、これがいたらいいな・・

この季節は、そんなふうに常にワクワクしながら赤トンボ観察を楽しんでいるのでした。

こちらは長池公園内の巡回中に出会ったカノコサビカミキリです。このブログでも何度か

紹介しています。フェンスに絡まったカラスウリの茎を探すと、3匹見つけられました。

背中の鹿の子模様と短めの触角がなんとも可愛らしくて、毎年必ず探してしまいます。

皆さんも、カラスウリのつるを見つけたら、ぜひ茎を辿ってこの子を探してみて下さいね!

おまけ。この日に出会ったルリボシカミキリ、ゴマダラカミキリ、アイダクグです。

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