10月7日、先週の話で恐縮ですが、市内の樹林内を調査中に見慣れぬ植物と出会いました。
高さ1mほどの大きな草本です。この写真を見て、いったい何の仲間かわかるでしょうか?
イガイガの果実とヒレのある茎が特徴的なのですが、わずかに咲き残っていた黄色い頭花を
みつけてピンときました!今年、講座で出かけた木場公園内の都市緑化植物園で初めて
目にしたばかりのハネミギク(ハチミツソウ)に違いありません。丘陵地でもどんな外来種に
出会うかわからないから・・と思って帰化植物見本園を丁寧に見学しておいて大正解です!
ハネミギクは、キク科の大型草本で原産国は北アメリカ。養蜂用の蜜源植物として北海道に
導入され、そこから全国に広がったそうですが、帰化の記録はそれほど多くないようです。
そうしたルーツが由来となっている別名のハチミツソウ、なんとも可愛らしい名前ですね。
一方、標準和名のハネミギクは、羽が付いた種子(写真)の様子を表しています。
イガイガの果実の中から種子を取り出してみると、まるでチョウやコウモリに見えるとても
不思議な形をしていました。黒とベージュのコントラストも独特で、魅力的です。
大型の外来種が樹林内に侵入している状況は素直には喜べませんが、楽しい出会いでした。
話は変わりますが、今日はパークキッズレンジャーによる姿池の清掃が行われました。
過ごしやすい陽気だったこともあり、芝生広場は多くの来園者で賑わっていました。
木々の葉はまだ青いですが、これから少しずつ移りゆく雑木林の色合いにも注目です。
おまけ。先日来館した親子連れの作品です。とても素敵だったので撮らせてもらいました。
クラフトコーナーのご利用、ありがとうございました!
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