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トガリシオデと都立大学インターンシップ2日目

8月16日、野生動物調査用のセンサーカメラを設置するために、長池公園の林縁を

藪漕ぎしていると、シオデの一品種「トガリシオデ」の果実を見つけました。

ふつう、シオデの果実は少し潰れた球型をしていますが、この品種は先端が

たまねぎ状に尖っているのが特徴です。それ以外の点はシオデと変わりません。

トガリシオデは八王子市内の景信山で初めて発見され、1961年に発表されました。

命名者は、植物愛好家の座右の書ともいうべき「武蔵野の植物」や「武蔵野植物記」の

著者であり、ムサシノキスゲの命名者としても知られる故檜山庫三氏です。

東京近郊の植物を事細かに調べ上げた檜山氏の功績は、後世に受け継がれるべき

素晴らしいものですが、こうした品種レベルの細かい違いにまで注意深く目を向け、

徹底的に観察と記録を行う姿勢は本当に尊敬しますし、見習いたいところです。

さて、昨日に引き続き、東京都立大学のインターンシップ活動が行われました。

メニューは、ヤマザキ動物看護大学大学院生による野生動物調査への同行と中間発表会の

聴講、高枝鋸を使った園内の枯れ枝とり、缶バッジ製作、館内展示POPの設置などです。

近隣大学どうしの交流もでき、笑顔に溢れた充実の一日となりました。お疲れさまでした!

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