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アメイロカミキリと小さな虫たち

5月12日、自宅の通路から見下ろす位置のホオノキが開花したので、近くで見てきました。

背伸びをして枝葉を手繰り寄せると、葉っぱの裏に飴色の美しい甲虫が止まっていました。

カミキリムシ!・・その名もアメイロカミキリ。この時期、栗の花などに集まる種類です。

大きな葉っぱの裏で休憩していたのでしょうか?このあと、落ちて見失ってしまいました。

ホオノキといえば、別の場所でフチグロヤツボシカミキリやホウノキトゲバカミキリなども

見ているので、これを機に、今年はこの木を定期的にチェックしてみたいと思います。

足もとのハリエンジュの実生に綺麗なハチが止まりました。クロムネアオハバチです。

ライムグリーンに黒のストライプの入ったお洒落な模様に、くりっとした複眼が魅力的!

草むらに目を凝らすと、色々な昆虫が見えてきます。葉上にヒゲナガガの仲間が2種類。

ホソフタオビヒゲナガとホソオビヒゲナガです。触角が長すぎて先端までピントが

合わせられないほど。どう考えても生活に支障が出るレベルですが、彼らにとっては

重要な感覚器官であり、欠損したら、きっと生きていかれなくなるに違いありません。

他にもこんな子たちがいました。雑草が伸びてきた草むらは、小さな命で溢れています。

順に、ヒメマルカツオブシムシ、コバネヒメギス、ヤブキリ、クロフトモモホソバエ、

ヒゲブトハナムグリ、ヒメビロウドコガネ、ショウジョウバエの一種(※翅が水色に輝く)、

エサキモンキツノカメムシ、ムラサキシラホシカメムシです。みんな可愛いでしょう?

家から徒歩数十秒の草むらで、こんなにもたくさんの命が育っているなんて、感激です。

おまけ。近所の空地でホソバナガハグサ(※ナガハグサに似て無花茎の葉身が長いもの)を

見つけて撮影していると、花に小さな昆虫が2種類止まっていました。調べてみたところ、

どちらも農業害虫として名高い、シラホシカメムシとナカグロカスミカメのようです。

空地のイネ科雑草に集まっている分には悪者扱いされないから、安心して過ごしてね!

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