- ひとまちみどり由木
アカザのクリスタルビーズ
5月14日、雨の週末で、予定されていたイベントやボランティア活動は残念ながら中止に。
それでも、雲の切れ間に薄日が差してくると、自然館にはそれなりの人出がありました。
こんな天気の日は、自然館内やテラスでゆっくり過ごすのも良いですね!
ところで、展示室1に設置された顕微鏡をご存じでしょうか?
いつでも自由に利用でき、拾ってきたものなども気軽に覗くことができます。
今日は中庭から“あるもの”を採ってきて、顕微鏡で覗いてみました。
このピンクのつぶつぶの正体は、なんと植物の葉っぱに付いた粒状の毛なのです!
その植物とは、ヒユ科のアカザ。下の写真のように、新しく芽吹いた葉が赤く色付きます。
ピンクのつぶつぶには、未熟な葉を過剰な日照り(紫外線)から守る役割があるそうです。
見た目に美しいだけでなく、ちゃんと偏光フィルターとしての意味があったのですね!
キラキラと輝く“アカザのクリスタルビーズ”を、皆さんもぜひご覧下さい。
最後に自然館周辺で見頃の花木も載せておきます。(ヤマボウシ、サラサウツギ、ガマズミ)