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灼熱の緑地作業とアカアシオオアオカミキリ

7月18日、暑さに負けず、松が谷にある傘平緑地で雑木林内園路の草刈りを実施しました。

住宅街に囲まれた緑地ですが、以前も取り上げたように、生物相がとても豊かな緑地です。

刈払機を回している最中も、ヤマトタマムシが飛び回っていたり、コノシメトンボが飛んできたりと楽しく作業ができました。道のど真ん中にアキノタムラソウとサジガンクビソウの

群落があり、ちょうど開花していました。どちらも夏の雑木林を代表する里山植物です。

こんな時、きれいに刈ってしまうか保護するかでいつも迷いますが・・

少し手をかけて、歩くのにうっとおしくない程度にうまく刈り残せたので上出来です!

何を残して何を刈るかは作業者の判断に委ねられますが、希少性や花の美しさだけでなく、

個人的な好みでつい贔屓してしまうこともしばしば。普通なら一掃されるであろうところ、

私に気に入られて命拾いしたのは、こちらのニコゲヌカキビさんとヒメドコロさんです。

話は変わりますが、ここ最近、来園者や知人から、夜に緑色のカミキリムシを見たという

情報が相次いでいます。正体はアカアシオオアオカミキリという夜行性のカミキリムシ。

首都圏ではあまり見られない珍しい種類でしたが、近年は目撃例が増えています。

そして今シーズン、多摩丘陵ではかつてないほどの数が発生しているようなのです。

別のスタッフが仕事の帰りに雑木林(日野市域)で撮影してきた画像を見て、驚愕しました。

特に3枚目は閲覧注意!おびただしい数のアカアシオオアオカミキリが写っています。

(※撮影場所の詳細は非公開とさせていただきます。)

アカアシオオアオカミキリ大発生の要因は、昨今のナラ枯れが大きく関わっていそうです。

本種は、クヌギなどブナ科の落葉樹の大木から染み出る樹液に集まる習性があります。

ナラ枯れにより、樹液を幹のあちこちから垂れ流す老齢木が目立つようになったことは、

成虫が生息するのに好都合だったのかもしれません。また、産卵もクヌギの枯木などで

行われるため、同様の理由で立ち枯れ木や伐採材が各地に増えたことで、図らずも

本種の幼虫がすくすく育つ環境まで用意された形でしょうか。推測にすぎませんが・・

写真のような状況を目の当たりにしたら、ちょっとゾワッとしてしまいそうですが、

夜に出歩く機会があれば、皆さんもぜひご近所のクヌギの木をチェックしてみて下さいね!


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