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タマザキクサフジ

6月15日、夕方から堀之内方面を巡回中、堀之内寺沢里山公園である花を見てきました。

畑の周囲につるを伸ばすタマザキクサフジ(クラウンベッチ)です。欧米原産の外来種で、

日本には飼料や緑肥として導入され、全国で局地的に野生化しているといいます。

私が初めて見たのは木場公園の帰化植物見本園で、南多摩ではまだマイナーな存在ですね。

クサフジの仲間がどれも細長い総状花序を持つのに対し、タマザキクサフジはまるで

レンゲソウのような丸い頭状花序となるのが特徴です。(葉っぱだけ見るとそっくりです。)

なお、写真は左から、ナヨクサフジ、ビロードクサフジ(ヘアリーベッチ)、クサフジです。

辺りがすでに薄暗くなってきた頃、堀之内番場公園を一回りしました。ベニカミキリ、

ハグロトンボ、クロコガネなどが下草の上で見つかりました。ハグロトンボの多いこと!

ところで、日中は八王子市主催の第3回「里山レンジャーズ養成講座」が開催されました。

今回も私が講師を担当しました。午前中は緑地保全の計画を立てるために必要となる、

草刈りの時期などの基礎的知識や順応的管理の考え方などを講義したあと、グループごとに

活動フィールドへ移動し、作業後の経過確認と計画立案のシミュレーションを行いました。

また、午後は消防署から講師を招聘し、各種止血法、骨折時の固定法などを学びました。

受講生の皆さんは、3回目にしてすでに互いが顔見知りとなり、一致団結してきた様子。

次回からはいよいよ現場(市内の民有緑地)へ繰り出します。皆さんとの活動が楽しみです!

おまけ。先日ご紹介したジュンサイの花、この日は雄性花となって水面に顔を出しました。

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