秋のアオバセセリ
9月25日、夕方、自然館中庭で保護栽培しているハチオウジアザミの花にたくさんの昆虫たちが集まっていました。
いつメン(いつものメンバー)にカメラを向けていると突然、大きなセセリチョウが飛んできました。セセリチョウと
いえば、チョウの中では小さな種類が大半で、多くの方は“ガが飛んでいるな~”くらいにしか思わないでしょう。
しかしこの子は明らかにサイズが大きく、4~5cmくらいはあったので、目を丸くしました。翅が傷んでいたため、
すぐにはピンときませんでしたが、特徴的な青灰色が見えてその正体がわかりました。大型種のアオバセセリです。
アオバセセリはアワブキを食草とするセセリチョウの仲間で、長池公園にもわずかに生息しているチョウです。姿を
見るのはウツギの花が咲く初夏からリョウブが満開となる盛夏にかけて、それらの花に来ているケースが定番です。
まさか秋にアザミの花で見るとは思いもしなかったのでこれは想定外。一瞬の出来事でしたが、嬉しい発見でした!
写真ではいまいちその差が伝わりませんが、通常サイズの小さなセセリチョウの仲間もたくさん集まっていました。
一方、秋の風物詩ともいえるウラナミシジミが目立ってきました。西日のよく当たるスポットでは翅を開いた姿も。
淡いブルーが美しい表側を撮るか、ウラナミシジミの名前の由来にもなっている翅裏の模様を撮るか、迷いますね。
セセリチョウやシジミチョウの仲間に見慣れてしまうと、とても巨大に見えるアオスジアゲハも訪花していました。
普段は高いところばかり飛んでいるので、吸蜜シーンは間近で観察できる絶好のチャンスといえるかもしれません。
つい華やかなチョウたちに気を取られてしまいますが、キンケハラナガツチバチやキムネクマバチをはじめ、ハチや
アブ、ホシホウジャク(ガの一種)などもひっきりなしにやってきます。アザミはまさに“虫のレストラン”ですね!



