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ミツバフウロ

2 hours ago
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9月23日、自然館周辺には、園内自生由来の植物以外にも、域外保全植物として近隣他所から移植した希少な種類や

形態比較用の参考植栽として栽培しているものが見られます。他ではあまり観察できない植物もありますが、中には

高尾山麓など、少し山寄りの地域まで足を伸ばせば普通に見られるものもあります。その一つがミツバフウロです。

ハイカーなら秋の登山で一度は目にしたことがあるかもしれませんが、一方で多摩丘陵ではほとんど見かけません。

里山歩きで見かけるのは近縁のゲンノショウコばかりです。花の印象だけでいうと両者は非常によく似ているので、

web上でもゲンノショウコをミツバフウロと見誤っている例も多く見受けられます。実際に両者を並べて比較すると

その違いは一目瞭然で、ゲンノショウコが全身に毛を纏っているのに対してミツバフウロは毛が無くてつるっとして

います。また、花の大きさや葉の形状、茎の伸ばし方などにも違いが見られます。写真からは、なかなかその違いが

伝わりにくいので、実際に本物を見比べてみることをおすすめします。参考植栽の目的はまさにそこにあるのです。

こちらが里山ではごくありふれた存在のゲンノショウコです。花が一寸大きく、茎や葉にびっしりと毛が生えます。

肝心の葉っぱを撮り忘れてしまいました。ゲンノショウコも三裂する葉があるので要注意。ぜひ実物をご覧下さい。

山の植物は山で見るのが一番に決まっていますが、なかなか登山やハイキングに出かける余裕と体力が無い私には、

自然館中庭で低山地性の植物をじっくり観察できるのはとてもありがたいことです。普段から見慣れておくことで、

いざ山に登る機会があったとしても、植物の見分けで苦労しなくて済むはず・・写真は鉢植えのレモンエゴマです。

自生であるかどうかに拘らなければ、カタクリ観察路で開花中のアズマレイジンソウもおすすめです。トリカブトの

仲間で丘陵から低山地にかけて分布します。長池公園の個体群は全て他所から移植されたもので、生育は順調です。

トリカブトそっくりの特徴的な葉も写し込みたいところですが、花茎を長く伸ばすので、そう簡単にはいきません。

じつは私はまだ自生して咲くアズマレイジンソウを見たことがありません。いつか、故郷を訪ねてみたいものです。


 
 
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