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ウメジロと青色二題

2月7日、各地で梅が見頃となり、美味しい花の蜜を求めてメジロが飛び回っています。

他の多くの花よりも先駆けて咲くのは、昆虫をあてにせず、小鳥たちに花粉の運搬を

委ねているからです。梅とメジロの取り合わせがとても絵になることから、写真を

撮る人の間では“ウメジロ”と呼ばれて人気があります。他にも、セイタカアワダチソウと

ノビタキの組み合わせである“アワノビ”など、定番のシチュエーションは色々あります。

さて、この日はまだ積雪が残る中ではありましたが、マスターズプログラムの活動として、

堀之内東山方面の緑地で大雪被害で処理した材の搬出や、希少植物保護柵内の手入れを

実施しました。助っ人ボランティアも数名参加して下さり、楽しく作業に取り組みました。

解散後は皆さんで某所のヤドリギを見に行き、雌花や果実を思う存分に観察しました。

先日、ノウサギの糞を見つけた辺りも雪に埋まっていたので、足跡がないか探索しました。

残念ながらノウサギと特定できる足跡はありませんでしたが、哺乳類のマーキング痕などが

見つかったほか、面白い現象と遭遇。雪が所々、はっきりと青く染まっていたのです。

まるで青い絵の具をこぼしたように見えます。どうやらリュウノヒゲの実を食べた小鳥の

糞が雪の中に融け出したもののようです。初めて見る不思議な現象に驚きました。

「青」にまつわる発見をもう一つ。里山トイレの鍵を閉めに行った帰りに、ふと見上げた

空が青くてとても綺麗でした。雑木林のシルエットと空、雲、そして残雪。冬ならではの

里山の情景にしばし魅了され、上機嫌で事務所に戻ったのでした。いいもの見たなぁ・・

おまけ。自然館への帰り道に見かけた小鳥たち。順に、エナガ、シメ、ガビチョウです。

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