1月18日、長池公園の梅園では紅梅が咲き揃ってきました。心地好い香りが漂っています。
日本で栽培されているウメは600品種もあるといわれており、品種まで見分けられるように
なるには気が遠くなりそうです。鑑賞することだけが目的なら、ざっくりと白梅、紅梅、
そしてアンズとの交配系統である豊後梅の3つに分ければ十分だと思います。
白梅と紅梅は、花の色の違いはもちろんなのですが、分類上は幹の断面が白いか赤いかで
区別されています。剪定や伐採をしない限り、断面を見る機会はそうそうありませんが・・
ところで、「桃栗三年、柿八年」という諺をご存じでしょうか?じつはこの諺には続きが
あって、「桃栗三年、柿八年、柚の馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年」となります。
これは種を植えてから実が収穫できるまでの期間を表しています。この諺は「物事は簡単に
うまくいくものではなく、一人前になるには地道な努力と忍耐が必要だ」という教訓です。
地道な努力を積み重ね、時にはじっと耐えながら、一人前のナチュラリストを目指すぞー!
さて、今日はサプライズで別所小学校の3年生が自然館へ立ち寄ってくれました。
防犯・防災に関する学習に取り組んでいて、公園の危険箇所などを調査しているそうです。せっかく来てくれたので、消火設備や備蓄品などご案内しました。みんな、とても意識が
高くて積極的でした。日頃から色々なモノを見て、その在り処や使い方を知っておくことが
大切なので、彼らはこれでまた一つ、“生きる力”を習得できたことでしょう。